2018/8/30

女性管理職が語る

新しい考え方や異なる価値観を取り入れるには抵抗があることも事実です。ダイバーシティという言葉が世の中で広がりはじめたころ、その理解には大きな個人差がありました。私は現在、SDGs(持続可能な開発目標)の社内への浸透を推進していますが、これもまた同様で何か重なるものを感じます。

少数派ということで取り上げられてこなかったこと、空気を読めないと無視されがちな発想などに先入観をもたずに触れてみる。

げたをはかせて女性管理職比率を上げるのではなく、これまでにないタイプの「能力」を積極的に活用し、男性主体という当たり前を打破する強い意志が男女双方に必要だと思います。

日常のささいな場面ですが、化粧室でバッグの置き場に困ったり、会合の名札が男性の胸ポケット用の差し込み型であったりする時、この仕事の経緯に女性の存在はなかったのかと寂しく思うことがあります。

人生に影響を与えるようなことではないかもしれませんが、差別や不平等につながることに無感覚であることは、SDGsの考え方である「誰ひとり取り残さない」にも反する罪深い話だと感じます。本来あるべき社会には女性のさらなる活躍が不可欠なのです。

おおかわ・じゅんこ
 1977年日本航空入社、客室乗務員に。2010年執行役員客室本部長、16年代表取締役専務執行役員コミュニケーション本部長。18年6月から現職。

[日経産業新聞2018年8月23日付]

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