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休日に使って便利 防災に役立つアウトドア用品

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NIKKEI STYLE

9月1日は「防災の日」。この日に自宅の防災グッズを確認するという人も多いだろう。だが、専門家は「防災道具を集めるだけでなく、実際に使ってみることが重要」と解説する。「でも防災グッズを日常で使う機会はなかなかない」と思っている人にお薦めなのがキャンプなどでも使えるアウトドア用品。これなら休日に実際に楽しみながら使ってみることができる。今回はインドア派やアウトドア初心者に向けて、ハイキングや旅行で簡単に使え、災害時にも役に立つ入門グッズ5種類を紹介する。

日常で使える防災グッズ

「防災グッズは用意しただけでは不十分」というのは、NPO法人「ママプラグ」(東京・渋谷)の理事で、東京都が発行した冊子「東京くらし防災」の編集・検討委員も務めた冨川万美さん。

生活者の目線に立った防災活動を行っているママプラグは、2012年、東日本大震災で被災したママたちの体験談をまとめた『被災ママ812人が作った子連れ防災手帖』(メディアファクトリー)を出版したが、取材の過程で聞こえてきたのは「せっかく用意したものが役に立たないことがあった」という声だ。たとえばせっかく用意した乾パンを子どもが口にしないという家庭もあったという。事前に乾パンを食べる機会があれば、別の非常食を用意することができたはずだ。「防災グッズは実際に使ったことがあるかが重要」と冨川さんは解説する。

しかし、非常食は食べることができるが、防災グッズは日常でなかなか使う機会はないのではないか。そこで冨川さんが「日常でも使える防災グッズ」として薦めるのがアウトドア用品だ。

「『ライフラインが整わない』『いつもの生活スペースで生活がままならない』という災害時の状況は、アウトドアとリンクしている。そのためにアウトドアの知識は役に立つ」(冨川さん)

「被災したときは、電気やガス、水道などがストップしている場合もある。山やキャンプ場に行ったときは水や火、寝床などを準備するところから始めるため、何もないところから生活環境を整えるという点で共通するところは多い」というのはアウトドアスポーツ用品の製造・販売を行う「モンベル」(大阪市)。実際、広報部によると、「東日本大震災の当日、アウトドアに慣れている人たちが、必要になるだろう燃料やアイテムを買いに来た」そうだ。

被災したときにアウトドアの知識が役に立つ。そうはいってもインドア派で、キャンプ場どころかアウトドアショップに入ったこともない、という人も多いだろう。そこで、モンベルに「防災にも役立つ」という視点から、アウトドア初心者でも扱えるグッズを聞いた。

日常のイベントにも使える「ヘッドランプ」

電気が消えた夜に活動するとき、必要になるのが「明かり」だ。明かりというと懐中電灯を思い浮かべる人が多いだろうが、懐中電灯は意外に重く、しかも片手がふさがってしまう。暗い道では両手が空いている方が安全だし、小さな子どもの手を握ることができる。

そこでお薦めが「ヘッドランプ」。頭に装着できるので、両手が自由になる。もちろん手に持っても使えるし、首からネックレスのように提げることもできる。

これなら夜の散歩に持って出かけるだけで、使い勝手を確認することができる。旅行に持っていけば、夜間の外出などで役に立つかもしれない。

モンベルのお薦めは乾電池で使えるタイプ。ボタン電池などより、入手がしやすいからだ。

室内を明るくする「ランタン」

ヘッドランプなら目の前を明るくできるが、室内にいるときに部屋全体を明るくしたい場合は「ランタン」がお薦め。アウトドアに縁のない人は、火で周囲を照らすランタンを思い浮かべるかもしれないが、もちろん電池で使えるものがある。

今回紹介してもらったのは、単3形電池1本で使える「ミニランタン」と、単3形電池4本を使用する「コンパクトランタン」。明るくしたい部屋の広さでどちらを選ぶかが変わってくる。

自宅の電灯を消してランタンで過ごしてみれば、外に出なくてもアウトドア気分が味わえるはずだ。

時短調理が可能な「非常食」

防災グッズで欠かせないのが非常食。ただ冒頭で記したように「食べてみたら好みではなかった」ということも考えられるので、できれば日常生活の食事で実際に食べてみることが大切だ。「お花見やピクニックなどの食事を非常食に替えるのもお薦め」(モンベル広報部)

今回紹介してもらった非常食は「リゾッタ」シリーズ。フリーズドライなのでお湯を注いでから3分、水でも5分で食べられる。もともとは時短調理が欠かせない登山などのアウトドア用に開発した商品。水を入れなくても、そのままでポン菓子のような感覚で食べられるという。

お湯を沸かせる「バーナー」

防災用品で用意しておきたいのが、お湯を沸かすための「バーナー」だ。「お湯があると、温かいごはんを食べられるだけでなく、手や体をふいたりすることもできるので、不安な避難生活でもホッと一息つくことができる。ぜひ防災グッズに加えてほしい」(モンベル広報部)

モンベルの「JETBOIL(ジェットボイル)」は0.5リットルの水を約1分40秒で沸騰させられる、高い火力と熱効率の高さが特徴だ。水を入れるクッカー、鍋やフライパンを置くためのゴトク、点火装置のついたバーナーヘッド、転倒を防いで本体を支えるスタビライザー、そしてガスが入ったカートリッジがセットになっているため、初心者でも「必要なパーツが見つからずに使えない」という事態を回避できる。

日常的に利用できる「トレッキングシューズ」

防災の時に役に立つのが、ソールがしっかりしたトレッキングシューズ。普通のスニーカーなどでは歩きづらい、崩れたがれきなどでも力を発揮する。本格的な登山にはくるぶしも固定するハイカットのタイプが求められるが、まずは日常的に使えるローカットの靴を手に入れ、実際に歩いてみることが大切になる。

「ぜひ会社から自宅までの距離を調べて、同じ距離をハイキングで歩いてみてほしい。長時間歩くことがどういうことなのか体感しておくと、震災時にも慌てなくて済む」(モンベル広報部)

野外の音楽フェスに履いていく人も多く、最近はタウンユースとしても違和感のないトレッキングシューズが数多く登場している。日常のファッションに取り入れることも防災につながっているわけだ。

アウトドア用品をベランダで試す

日常の生活で防災グッズを使ってみるのに、ママプラグが提唱しているのが「防災ピクニック」。ピクニックのコースとして避難所までのルートを歩いてみたり河原や公園でお弁当の代わりに非常食を食べてみたりすることで、用意した備えが自分たちに合っているかどうかを確認できる(記事「『防災ピクニック』 子どもと一緒に非常食を」参照)。

「それも面倒だという人には、ベランダや軒先にシートを敷き、電気をランタンに代えて、非常食を食べてみる『ベランダ防災』がお薦めです」(冨川さん)

家の明かりをランタンに変えて一晩過ごしてみたり、家でテントを張って寝袋で寝てみるだけでも、実際の使い勝手を確認することはできる。

「大切なのは、いつも当たり前にしていることができない環境を作ってみること。非日常を体験すると、さまざまな発見がある。その体験をもとに、『自分にとって必要な防災アイテム』を考えることが大切です」と冨川さんは解説する。

(文 吉成早紀=アバンギャルド)

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