肩こりめまい 「肩まわし体操」で首や肩の緊張ほぐす“ふわふわめまい”のセルフケア(中)

日経ヘルス

2018/9/17

また治療ではカプサイシン(唐辛子の辛み成分)入りの医療用温湿布を積極的に使うという。「即時的な鎮痛効果や血管拡張効果があり、肩こりや緊張性頭痛によく効く。肩こりの改善に伴って、めまいもよくなる」(福武部長)。医療用に比べると濃度は低いが、カプサイシン入りの市販薬もある。試す価値はありそうだ。

首の反らしすぎで起こる“美容院めまい”にも注意

(イラスト:谷小夏)

美容院でシャンプーした直後から数日間、ぐるぐる回るめまいに襲われ……。そんな経験はないだろうか。「首を後ろに大きく反らすことで、首を通っている椎骨動脈に障害が起こることがある」と福武部長は解説する。

これは「ビューティパーラー・ストローク・シンドローム(美容院脳卒中症候群)」と呼ばれる症状。椎骨動脈の血流が悪くなったり、ひどい場合は血管の内側が裂ける「動脈解離」を起こしたりすることも。「頻度は高くないが、首を後ろに反らしすぎること(過伸展)には注意したほうがいい。歯科治療で起こることもある」(福武部長)。心当たりのある人は神経内科を受診しよう。

福武敏夫さん
亀田総合病院(千葉県鴨川市)神経内科部長。1981年千葉大学医学部卒業。同大大学院医学研究院神経病態学助教授などを経て、2003年から現職。専門は頭痛や脳血管障害など。

(ライター:佐田節子)

[日経ヘルス2018年9月号の記事を再構成]