WOMAN SMART

グルメ・トラベル

漁船・舟屋遊び… 海の京都、丹後半島で体験ツアー 水津陽子のちょっとディープ旅

2018/9/7

京都府伊根町の舟屋の多くは、明治から昭和にかけて建てられた。町歩きのガイドツアー、遊覧船やクルーズ船での伊根湾巡りが人気

海の京都とも呼ばれ、日本海に面する丹後半島は日本三景の一つ「天橋立」や「伊根の舟屋」など、美しい景観を今に残しています。ここで、漁師に弟子入りして漁をしたり、舟屋遊びを楽しむなど、埋もれていた地域の観光資源を生かす新しい体験型ツアーが始まっています。「海の京都」の新しいリゾートへご案内します。

■地域資源を生かして独自の体験観光

舟屋を貸し切って海を見ながらバーベキュー。向井酒造の古代米を使った酒「伊根満開」や「丹後スカッシュ」(写真右)でのんびり(写真左提供:にしがき)

「日本で最も美しい村」や「世界で最も美しい湾クラブ」の一つに数えられる京都府伊根町。周囲5kmの伊根湾沿いに連続して立ち並ぶ「舟屋」とは、1階が船のガレージや作業場、2階が居間というユニークな造りです。住人の住まいは道を隔てた山側にあり、人々はここを行き来して暮らしています。

海の際に建つ約230の舟屋群は独特の景観を形成しています。その歴史的風致が評価されて、2005年には国の重要伝統的建造物群保存地区に選定。ただ、過疎化や人口減少により、近年は舟屋にも空き家が増えています。

そこで伊根町では交流人口や移住者を増やそうと、美しい町並みの保全とともに地域の魅力を世界に発信してきました。13年には天橋立とともにミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで二つ星を獲得。ここ数年は、台湾や香港を中心に外国人観光客も毎年倍増しています。ただ、これまでは遊覧船で伊根湾を巡り、外から舟屋の町並みを見て終わり。滞在時間1時間という通過型の観光がほとんど。舟屋を活用した宿や飲食店もごく一部です。

伊根町で酒蔵を営む向井酒造の杜氏、向井久仁子さんは、子どもの頃から舟屋を遊び場として育ちました。来てくれた人が伊根本来の魅力に触れ、ゆっくりできる場所を作りたいと、所有する舟屋の活用を模索してきましたが、今年7月にオープンした体験型リゾート「シエナヒルズ」と一緒に体験の場を作ることになりました。秋以降、舟屋を時間で貸し切って自由に使える「舟屋より合い処~鰤丸~」をオープンする予定です。

舟屋では何もせず、向井酒造の古代米を使った赤い酒「伊根満開」や「丹後スカッシュ」を飲みながらぼーっとするもよし。アクティブなマリンスポーツや、仲間や家族とのバーベキューを楽しむのもいいでしょう。

漁師に弟子入り体験ツアーでは、宮津湾で獲れた絶品のタコなどの魚介も味わえる

ほかにも、秋からはさまざまな体験メニューが企画されています。宮津湾の漁師、本藤靖さんに弟子入りするツアーでは、漁船に同乗してカゴ漁の見学や釣り体験をし、獲った魚を試食。他では食べられない絶品のトリガイやタコなどを味わいます。

さらに、早朝の宮津湾をクルージングしながら海上カフェを体験できる「かもめカフェ」や、地元米の収穫体験、棚田でのバギー散策や化石発掘、雪山体験なども予定されています。

WOMAN SMART 新着記事

おすすめの連載
ライフスタイル
日々の暮らしの悩みを解決
ビューティー
忙しくても美しい人の秘密
マネー
お金と賢くつきあいたい
オトナのスキルアップ入門
仕事技、いつもレベルアップ
キャリア
自分らしく働く人を応援
DUALプレミアム
働くママ&パパに役立つ
ALL CHANNEL