アウトドアでも音楽と一緒 無線防水スピーカー5選
スマートフォン(スマホ)に保存した音楽を手軽に楽しめるBluetooth(ブルートゥース)スピーカー。さまざまなタイプの製品があるが、なにかと便利なのはバッテリー駆動タイプ。その中でも防水機能を持つものなら利用シーンが広がるのでおすすめだ。
Bluetoothスピーカーはどう便利?
防水対応Bluetoothスピーカーは、レジャーでも自宅でも大活躍だ。レジャーでは車の中、アウトドア、ホテルの部屋、プールサイドなど、場所を選ばず音楽を楽しめる。自宅なら防水性能を生かして風呂場や台所で音楽を聴けるし、スマホで動画やゲームを迫力あるサウンドで楽しめる。ふだんイヤホンを使っているのなら、スマホの音を大音量で再生できることに新鮮な驚きを感じるだろう。
選ぶポイントは?
選ぶポイントは、防水性能、重さと大きさ、バッテリー駆動時間、それと価格だ。価格帯は4000円前後から2万円台まで幅広いので、予算や持ち運び方に合わせて選ぼう。デザインは、シンプルな製品もあればカラフルに光る派手な製品もある。また、同じ製品を2台使ってステレオスピーカーとして使える機能を持つものもある。自分の使い方に合いそうなものを選びたい。
防水性能はIPX4相当以上がおすすめ
防水性能はカタログに記載されている「IP〇〇」の保護等級で判断できる。〇〇の先頭に入る2つの数字のうち、最初の数字は防じん性能を示し、続く数字が防水性能を示している。
どちらも数字が大きいほうが高い保護性能を持ち、対応していない場合は「X」と記される。たとえば「IP67」なら、6級の防じん性能(粉じんが中に入らない)と、7級の防水性能(一時的に一定水圧で水没しても内部に浸水しない)となる。「IPX5」は防じんには未対応で5級の防水性能(噴流水による有害な影響がない)対応ということだ。目安としてIPX4相当以上なら、外で使っていて突然の雨にぬれても問題ないだろう。
つるして使える防水スピーカー
万が一の水没でも大丈夫という、IPX7相当の防水性能が魅力のBluetoothスピーカー。平べったいコンパクトな形で重さ220gと軽く、持ち運びに向く。
カラビナ(クリップ)がついているのが特徴で、リュックサックやかばんのストラップ、ズボンのベルトなどにサっと取り付けて持ち運べる。吊るして使えるので、キッチンや風呂場で使うときも置き場所に困らない。バッテリー駆動時間は約10時間だ。
小型でパワフル、使い道を選ばない
IPX7相当の防水性能と安さが魅力の製品。手のひらサイズのコンパクトさで207gと軽いが、6Wという大きな出力と15時間という長いバッテリー駆動時間を両立。シンプルなデザインで、ビジネスの現場でプレゼン用スピーカーとして使うのもアリだ。
2台用意してステレオで鳴らせる機能もあり、価格が安いので2台まとめて購入して使うのも現実的だろう。使い道を選ばないコストパフォーマンス抜群の製品だ。
海でも使えるド派手な高機能スピーカー
横置きで使うタイプの製品で、重さは890gと重め。IP67相当の防じん・防水機能に加えてサビにも強い防錆(ぼうせい)機能が特徴で、海辺でも安心して使える。バッテリー駆動時間が最長24時間と非常に長いことや、重低音を利かせた音作りも魅力。
AACなど高音質なコーデックにも対応し、2台使ってステレオ再生する機能があるなど、多機能でハイスペックなBluetoothスピーカーだ。曲に合わせてストロボ発光する機能や、たたくとパーカッションのように音が鳴る機能もあり、子供に遊ばせたりパーティーを楽しく盛り上げたりするのにも向いている。
好きな場所に固定して迫力サウンドを楽しめる
水に落としても大丈夫なIPX7相当の防水性能と、シリコン素材を使った丈夫なボディーが魅力。平たいデザインで背面にストラップがあり、ベルトやリュックサックのストラップなどにかんたんに取り付けられる。重さは290g。
2台用意してステレオスピーカーとして使うこともできる。バッテリー駆動時間は6時間とやや短めだが、BOSE(ボーズ)のサウンドを持ち歩きたい人に向いた製品だ。シンプルなデザインで、ビジネスでの利用にも向いているだろう。
手のひらサイズでも迫力の重低音
重さ285gで軽量コンパクトながら低域を強調するパッシブラジエーターを2つ搭載。迫力ある重低音を出せるのが特徴だ。バッテリー駆動時間は10時間で、防水性能はIPX5相当で、必要十分といったところ。
縦置きでも横置きでも使うことができ、横置きだと重低音が周囲に広がって聞こえる。側面にストラップホールがあり、そこにストラップを取り付ければつり下げて使うこともできる。
[日経トレンディネット 2018年8月10日付の記事を再構成]
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