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銀行手数料ゼロ作戦 NISA口座やモバイルで有利に

NIKKEIプラス1

2018/8/30

写真はイメージ=PIXTA

 銀行が、ATMなどから貯金を引き出す手数料を有料化したり、振込手数料を引き上げたりし始めた。コストを抑え、従来以上に便利にサービスを使う方法を探った。

 かつて平日の営業時間に限られていた銀行の預金口座の入出金。一時、預金客のATMの時間外利用や、コンビニエンスストアなどの提携ATMで引き出す際の手数料を銀行が無料にする動きが広がった。無料だからと夜間にATMで引き出したり、外出先で手持ちのお金がなくなってコンビニに駆け込んだりする人は多いだろう。

■知らずに使うと月1000円!?

 しかし、銀行は収益環境の悪化で各種手数料を引き上げ始めた。こうした便利なサービスは、銀行が優良顧客と認めた人に提供するサービスになりつつある。手数料の改定を知らずに使い続けると、月1000円以上を支払うことになるかもしれない。

 すでにATM利用手数料を改定した銀行も出ている。メガバンクでは三菱UFJ銀行が3月、一部預金客のコンビニATMからの無料利用を月3回から同2回に減らした。月3回無料で使うには預金残高の条件で500万円以上が求められる。

 また、これから改定するのが新生銀行。自前のATMが少なく、コンビニ含む全ての提携先ATMの出金手数料を無料としていたが、一定条件をクリアしなければ10月7日からは常に108円かかるようになる。

■資産形成も考慮

 銀行が手数料を優遇するのは基本的には、「給与振込口座や年金振込口座の指定」「預かり資産の残高(預貯金残高、投資信託等の残高)」「提携クレジットカードや住宅ローン、キャッシングなどの取引状況」といった要件がある。

 これらのなかで、一番簡単なのは給与振込口座に指定し、メインバンクにすること。対して「500万円以上の定期預金残高」のような資産額の条件は誰でもクリアできるわけではない。

 もし、投資信託などによる将来の資産形成を考えているならば、優遇サービスの条件を得るのに有利になる。特に、新生銀やみずほ銀行で積立投資信託を設定すると、振込手数料で優遇されやすい。

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