Fashion × Tech

消費者直結、ファッション特化クラウドファンディング キャンプファイヤーの「CLOSS」

2018/8/29

デニムブランド「EVERY DENIM」の移動販売プロジェクト

「服が売れない」ともいわれる中、ブランドがエンドユーザーに直接商品を訴えかけることができる場として、クラウドファンディング(CF)が関心を集めている。ファッションに特化したCFサービス「CLOSS(クロス)」を運営するのがキャンプファイヤー(東京・渋谷)だ。CLOSS担当者の恵島さくらさんに事業の狙いと特徴を聞いた。




――キャンプファイヤーはどのようなサービスを行っていますか。

「キャンプファイヤーはCFのプラットフォームを運営している会社です。CFにも寄付型、投資型などいろいろな種類があるのですが、キャンプファイヤーでは基本的に購入型のプラットフォームを運営しています。ただし、条件付きで一部寄付型も提供しています」

「購入型のCFとは、何かやりたいという方が支援を募るプロジェクトを立ち上げ、そのプロジェクトに共感する支援者から資金を募ります。その後、支援者にリターン(返礼品)を戻すかたちになります」

■横並びが気にならない仕組みをつくりたい

――ファッションのみに特化したCLOSSを立ち上げた理由は。

「もともとキャンプファイヤーにもファッションカテゴリーは用意してあったのですが、ファッション業界には見えないヒエラルキーのようなものを感じることが多々ありました。パリやミラノなどに出ているデザイナーズブランドと、マス向けのものでレイヤー(層)が分かれているんです。実際、各ブランドにヒアリングを行っていく中でも『ブランディングにかかわるようなカテゴリーのものと横並びになるのが嫌だ』という意見もありました」

「それはウェブ上だけじゃなく、実際に出店される場所なども同じ考え方。隣に並ぶブランドや店をすごく気にされるんです。ファッション業界の皆さんに使ってもらうとなると、このヒエラルキーのトップであるデザイナーズブランドから取り込まないといけないということで、ファッションに特化させたCLOSSが立ち上がることになりました」

――CLOSSでは横並びを気にしないために何を行っていますか。

「キャンプファイヤーでは誰でもプロジェクトを掲載することができますが、CLOSSではブランド側が並びを気にせず使ってもらえるプラットフォームにするために、掲載するプロジェクトをこちら側で選んでいます」

掲載実績があるブランド

「ファッション業界ではどんなブランドが参加しているのかがすごく重要です。なので、ANREALAGE(アンリアレイジ)や、FACTOTUM(ファクトタム)、また2017年は109とのインフルエンサー企画など、多くのファッション好きの人が納得するブランドのプロジェクトを掲載するようにしています」

Latest