消費者直結、ファッション特化クラウドファンディングキャンプファイヤーの「CLOSS」

――CFを使うことで、ファッションブランドはどのような課題を解決できるのですか。

「例えば、昔はデザイナー本人がクリエーションを発揮した商品を作ったら、バイヤーが世に紹介したい商品を選ぶという本当の意味でのバイイング(買い付け)ができていたように思います。しかし、服が売れない時代とも言われている中で、今はバイヤーの商品の選別の仕方もすごく変わり、『売りやすい商品かどうか』という判断がフィルターとして掛かりやすいのではないかと」

「そんな中、CFを使えば、バイヤーを通さず、ブランドからエンドユーザーに直接訴えかけることができます。それにより『売りやすい商品』というフィルターは通らなかったけど、実際にはユーザーには需要があったものをブランドが分かるようになるんです」

CLOSS担当の恵島さくらさん

■大手企業がテストマーケティングとして利用する場合も

――CFを新しい販路として見ている人も多いですね。

「最近では新しい商品を作ったときのテストマーケティングとして利用したり、プロジェクトのリターン(返礼品)を予約販売として見るブランドや企業も多くなり、利用してもらう機会が増えていますね」

――CFと日本のファッション業界との相性はどうですか。

「キャンプファイヤーの方では、ALL YOURS(オールユアーズ)というブランドが24カ月連続の隔月CFプロジェクトを行っているのですが、現在の総支援額が5000万円を超えているんです(8月19日現在)」

「それだけの支援額を獲得するほど多くのユーザーの共感を得て、CFを通したブランドのファンづくりにも成功している。こういった成功例とも言えるブランドが出ているという意味では日本のファッション業界とCFの相性は良いのではないでしょうか」

ALL YOURSのプロジェクト

――CLOSSで、これまでに最も成功した事例を教えてください。

「CLOSSの中で一番反響があったのは、実の兄弟2人が手掛けるデニムブランド『EVERY DENIM(エブリデニム)』のキャラバンでデニムの移動販売をしたいというプロジェクトです。最終的に、700万円以上の支援が集まりました」

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