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老後の支え公的年金 夫婦で100歳なら9000万円超 公的支援をマネーハック(4)

2018/8/27

仮に30万円とすれば、19.6年の受取総額は7056万円、24.4年で8784万円、35年なら何と1億2600万円ということになります。

共働き正社員夫婦は、今は子育てに、仕事に、と忙しく日々大変だと思いますが、最後は笑って老後を過ごせるはずです。

■要注意は「お一人さま」「自営業」「DINKS」

ただし、この安心は会社員の夫婦の話です。自営業者は国民年金しか老後の収入がありませんから、満額であっても年間80万円に達しません。任意加入の国民年金基金、個人型確定拠出年金(iDeCo)、小規模企業共済など使える手段はフルに使って老後に備える必要があります。

また、会社員でもお一人さまは夫婦合計の年金ではなく1人分の年金ですから、月15.6万円程度です。これもやはり、iDeCoなどで老後の備えが必要でしょう。

さらに夫婦でも要注意なのは共働きで子どものいない「DINKS」です。子育てをしなかった分、生活水準が高くなりがちなので油断をしていると月30万円でもまったく生活できない、ということになります。やはり、計画的な蓄財を行うべきです。

それでも公的年金がなければ、「老後の貯金目標1億円」という無茶なハードルにくじけてしまうはずです。働き方に違いはあれど、やはり、公的年金抜きの老後は成り立たないのです。

マネーハックとは ハックは「術」の意味で、「マネー」と「ライフハック」を合わせた造語。ライフハックはIT(情報技術)スキルを使って仕事を効率よくこなすちょっとしたコツを指し、2004年に米国のテクニカルライターが考案した言葉とされる。マネーハックはライフハックの手法を、マネーの世界に応用して人生を豊かにしようというノウハウや知恵のこと。
山崎俊輔
フィナンシャル・ウィズダム代表。AFP、消費生活アドバイザー。1972年生まれ。中央大学法学部卒。企業年金研究所、FP総研を経て独立。退職金・企業年金制度と投資教育が専門。著書に「読んだら必ず『もっと早く教えてくれよ』と叫ぶお金の増やし方」(日経BP)など。http://financialwisdom.jp

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