大人も使いたい、女子高生に人気の写真加工アプリ
夏から秋にかけてはお出かけや旅行など、普段行かない場所でおいしい食べ物を食べてリフレッシュする人も多いのでは。SNSに投稿するチャンス到来です。いい写真をたくさん撮って、「いいね!」を集めちゃいましょう。
ただし、スマホで撮った写真をそのままアップするのはNG。いくらカメラの性能が上がっても、写真それぞれの持ち味を引き出すならアプリで加工してから投稿するのがベストです。
とはいえ、何のアプリを使ったらいいか分かりませんよね。そこで、スマホの達人である女子高生たちが使っている写真加工アプリをお教えしましょう。もちろん、女子高生たちと同じことをしても不自然なので、大人たちでも使える加工テクニックにしぼって紹介します。
料理の写真は「Foodie」がマスト
おそらくSNSへの投稿が最も多い写真は食べ物でしょう。お昼に食べたラーメン、手作りの料理、予約の取れない名店でのコース料理など、おいしい食事の写真は誰もが「いいね!」したくなる投稿です。でも、食事をする場所は照明が暗い場合が多く、せっかくの料理がイマイチの写りになってしまうことも。そこで、食べ物の写真に特化した加工アプリ「Foodie」を使ってみましょう。
Foodieには、一般的な食事、スイーツ、肉料理など、料理に合わせたフィルターが数多く用意されています。フィルターを選ぶだけで、華やかでおいしそうな食事の写真に早変わり。特にスイーツやカラフルな野菜はぐんと映えるようになります。ちなみに、女子高生はこのフィルターを自撮り写真の加工にも使うので、セルフィー大好きな人はぜひ試してみてくださいね。
雨男に優しい「SNOW」は一眼風のボケも撮れる
みなさんも一度は名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。顔に動物や美肌の加工が施せる自撮りアプリ「SNOW」は、女子高生なら誰もが使っているであろう人気アプリです。「自撮りなんかしないよ」というあなた、最近SNOWは自撮りだけでなく、風景などの撮影機能にも力を入れているのです。
その一つが「空フィルター」。人工知能(AI)によって写真に写っている空の部分を検知し、違う空へと変化させられます。せっかくの旅行で雨に降られてしまったら、SNOWを使いましょう。
暗い空の写真だって、虹が出る晴天にも、幻想的な夜空にも早変わりします。思い出の記録を共有することにはなりませんが、「その加工どうやったの?」と別の視点で注目を浴びることができますよ。
また、SNOWでは一眼レフで撮影したようなボケを作ることもできます。「一眼」加工はスマホに保存した写真には使えないのですが、カメラを起動して撮影すると、中心以外がきれいにボケた写真を撮影できます。何気ない風景でも、ボケが入るだけで急に味わいのある作品へと変わりますよね。ボケ写真を撮影して素早くSNSへ投稿したい人には、うってつけの機能です。
顔を絵文字で楽しく隠す「Insta Emoji Photo Editor」
気の置けない友人との食事に出かけ、その楽しさをシェアしたくても相手がネットに顔を出したくないことがありますね。子どもが遊んでいる風景写真に、見知らぬ人が写り込んでしまい、投稿をためらうケースもあるはず。そんなとき、モザイクを入れたり、手書き加工で塗りつぶしたりしているかと思いますが、オススメなのは絵文字スタンプを施せる「Insta Emoji Photo Editor」です。
女子高生はiPhoneの絵文字スタンプが大好きです。SNSへの投稿では、隠す目的ではなく、飾る目的で絵文字をたくさん散りばめます。特に顔の絵文字が人気で、ツイッターやInstagram(インスタグラム)に投稿されている画像でもよく見受けられます。彼女たちは写真加工アプリで「テキスト」として絵文字を貼り付けることが多いのですが、絵文字スタンプ専用のアプリを使えば、簡単に加工できます。
Instagramの編集機能を駆使する
写真といえば、「Instagram」です。Instagramには多数のフィルターが用意されており、タップひとつでエフェクトをかけることができます。しかし、女子高生たちがInstagramで評価しているのは「編集」機能。明るさや彩度などをひとつずつ調整することで、好みの写真を作り上げるのです。意外に思うかもしれませんが、彼女たちは風景写真だけでなく、自撮り写真もInstagramで加工しています。
さあ、女子高生に負けてはいられません。「編集」機能を使って加工してみましょう。オススメは「チルトシフト」で、見せたい場所以外をぼかせます。Instagramでは、ボケを施す場所を指で調整できるので、ほんの一部分だけぼかしたり、上下を大きくぼかしたりと自由に加工できます。
[日経トレンディネット 2018年8月10日付の記事を再構成]
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