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1万円台の完全無線イヤホン対決 立体感はパイオニア 「年の差30」最新AV機器探訪

2018/9/3

1万円台で買える国産の完全無線イヤホン「HA-ET900BT」(JVC)と「C8 truly wireless」(パイオニア)を試聴した結果は?

スマートフォン(スマホ)とイヤホンをつなぐケーブルだけでなく、イヤホンの左右をつなぐケーブルもない「完全ワイヤレスイヤホン」が好調だ。調査会社によると売れ筋は1万円台。ただ、この価格帯は海外製が多く、国産オーディオメーカーの製品の選択肢は少ないというのが実情だった。ここに登場したのが、JVCとパイオニアという老舗ブランドの2製品。その実力はどんなものなのか。昭和生まれのオーディオ評論家と平成生まれのライターが試聴した。

■JVCとパイオニアそれぞれの個性が

小沼理(26歳のライター) 今回取り上げるのはJVCの「HA-ET900BT」とパイオニア「C8 truly wireless」という、国産の完全ワイヤレスイヤホン2機種です。ともにブランドとしては初の完全ワイヤレスになります。

小原由夫(54歳のオーディオ・ビジュアル評論家) どちらも国内のオーディオメーカーとしては老舗ですね。

小沼 それぞれどんなメーカーなんでしょう?

小原 一言で言うなら、JVCは音にこだわるメーカーで、比較的オーソドックスな製品を作ります。一方、パイオニアはデザインも含めてあか抜けており、高分解能な音を意識している印象です。

JVC「HA-ET900BT」。スポーツ時の使用を想定したデザインで、イエローの他にブルー、ブラック、レッドがある。実勢価格は1万2000円前後

小沼 「高分解能」というのは、細かな音までしっかり分かるということでしょうか。だとしたら、今回のイヤホンにもその特徴が表れていますね。JVCはスポーツ対応を打ち出しながら、デザインはノーマルです。

小原 JVCには中庸な良さがありますね。初の完全ワイヤレスとして、ある程度置きにいったというか、慎重に取り組んだところもあったんじゃないかな。

シリコン素材が珍しいパイオニア「C8 truly wireless」。耳に固定するウイングはないが、ランニング時に使用してもずれることはなかった。実勢価格は1万2000円前後

小沼 パイオニアは表面にディンプル加工を施したシリコン素材で、あまり見かけないデザインです。

小原 国産らしからぬデザインですよね。外部のデザイナーに外注したのかと思いメーカーに聞いたところ、社内で手掛けたと言っていました。いろいろと経営は厳しくなっているようですが、こだわりを持ち続けるDNAが残っているのは良いことだと思います。

■どちらの音も「ハイファイ」

それぞれの装着時。はっきりしたカラーでインパクトがあるJVCと、主張が控えめで洗練された印象のパイオニア。好対照の2機種だ

小沼 音質はいかがでしたか?

小原 どちらも良かった。ハイファイだと思いました。

小沼 「ハイファイ」ってどういう意味ですか?

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