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銀行は店よりスマホ 決済・ATM操作…手数料節約

2018/8/25

写真はイメージ=PIXTA

銀行サービスを受ける場所が店からスマートフォン(スマホ)に変わってきた。専用アプリを搭載すれば、24時間365日、残高照会や振り込みが手軽にでき、手数料を節約できることもある。最近では店にはない専用サービスも登場している。

■各行が利便性競う

「アプリを立ち上げた途端に預金残高が確認できるのがいい」。都内の男性会社員(32)は楽天銀行と三井住友銀行のアプリを使いこなしている。三井住友銀は2017年7月、スマホログインに生体認証を導入。男性は銀行取引を移動時間で済ませる。「指をかざすだけなので、パソコンよりもスマホが便利」と話す。家計簿ソフト「マネーフォワード」とも連携させ、日々の収支を管理する。

スマホ銀行で主流は「決済」だ。IT(情報技術)企業が参入し激しい競争が起きている分野。銀行は口座から直接引き落とせるデビット機能で便利さを追求している。

横浜銀行は口座から直接引き落とすQRコード決済を始めた。ラインペイなどは上限額を設けるが、横浜銀は口座からの引き落としに上限額を設けていない。自分で「30万円」など自由に設定できる。

みずほ銀行は月間利用件数が約1億9千万件に上るJR東日本の「スイカ」と直結した。8月1日、スマホを使って銀行口座からチャージできる「みずほスイカ」を始めた。スイカと銀行口座のアプリ連動は初めて。

最近、銀行はコストのかかる店舗やATMより、コストが少なくて済むスマホ決済を優遇する。店より安くて便利な“お宝サービス”を呼び水にスマホへ誘導し始めた。

例えば、最大手の三菱UFJ銀行。スマホにダウンロードしたアプリなどを使えば、三菱UFJ銀行本支店間ならいくら振り込んでも手数料は無料だ。銀行窓口なら324円(3万円未満)、540円(同以上)かかる。他行あても窓口なら648円(3万円未満)、864円(同以上)かかる手数料がそれぞれ216円、324円に節約できる。一定の取引条件を満たせば、他行あて手数料も月3回まで無料にしている。

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