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食べて遊べる港の道の駅 「みなとオアシス」10選

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NIKKEI STYLE

港版・道の駅として注目されつつある「みなとオアシス」。
水辺の景観に加え、豊かな海の幸や家族で楽しめるレジャー施設が集まる。
全国約120カ所の中から専門家おすすめの10地域を巡ってみよう。

全国120カ所 港が観光地に

「みなとオアシス」は観光客が足を運んだり、港町の住民が交流したりできる拠点として2003年に制度が始まった。国土交通省に登録しているのは全国約120カ所。桟橋など港湾としての設備はもちろん、水族館や展望塔、商業施設などが集積したエリアが目立つ。登録されれば情報が全国的発信される利点もある。

かつては港で働く人以外が出かける機会は限られていたが、近年は訪日客を乗せたクルーズ船が各地に寄港し、港の景観や水辺の雰囲気を楽しむ人やインフラそのものに関心を持つ人も増えつつある。港町の雰囲気を残す建物を再生した新たな集客拠点や、工夫を凝らした催しも相次ぎ登場。観光地として関心を集めるようにもなってきた。

港町だけに新鮮な海の幸が味わえるのも魅力だ。たとえば、ご当地で水揚げされた海産物を使ったB級ならぬ「Sea級グルメ」。各地のオアシスが自慢の料理を持ち寄ってその味を競う全国大会が、みなとオアシスの全国協議会などの主催で開かれている。過去には宇野(岡山県玉野市)の「たまの温玉めし」や魚津(富山県魚津市)の「魚津バイ飯」が優勝。11回目となる次回は8月25~26日に北海道紋別市で開かれる予定だ。

にぎわいづくりを主導する「みなとまちづくりマイスター」も各地にいるので、港町の知られざる魅力を聞いてみるのもいい。海の観光の足場としてみなとオアシスを活用したい。

1位 沼津 620ポイント
取れたての海鮮 富士山と味わう (静岡県沼津市)

富士山や千本松原、駿河湾を一望する景観に加え、豊かな漁獲でも知られる港。沼津魚市場「INO(イーノ)」や「沼津みなと新鮮館」のほか、周辺にも「港八十三番地」など飲食・土産物店が集まる。「取れたての海鮮を食べられる店が多く、グルメにはたまらない」(下山秀雄さん)。ほかにも「深海魚に注目。魚好きの子どもも大人も好奇心が満たされる」(柳沢美樹子さん)。駿河湾で採集された深海魚などを展示する「沼津港深海水族館」をはじめ、深海をイメージしたプリン、カクテルも楽しめる。

日本最大級の展望水門「びゅうお」は夜間にライトアップ。地元を舞台にしたアニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」のファンも足を運ぶ。8月26日には富士山ヨットレースで盛り上がる。

▽JR沼津駅からバスで15分、東名高速道路・沼津インターチェンジ(IC)から車で20分。

2位 いわき小名浜 610ポイント
子どもが遊べる体験型水族館も (福島県いわき市)

ご当地グルメも楽しめる観光・物産拠点「いわき・ら・ら・ミュウ」、子どもがはだしで遊べるタッチプールを備えた体験型水族館「アクアマリンふくしま」が人気。両施設を結ぶテラスからの眺望を推す声も多く、海辺のイベントも盛んだ。「一日中様々な楽しみ方ができる。特産のメヒカリもぜひ食べたい」(中村庸夫さん)

沖合の人工島と陸地とを結ぶ小名浜マリンブリッジが2017年に完成。「東日本大震災からの復興、施設整備が進み、シンボル的な橋もできて多くの人が集まっている」(廻洋子さん)。橋の夜間ライトアップも見ものだ。

▽JR泉駅からバスで20分、常磐自動車道・いわき湯本ICから車で20分。

3位 函館 570ポイント
おしゃれスポット散策はいかが (北海道函館市)

「我が国を代表する国際的な観光港湾都市のひとつだろう。訪れた人の大半は港を観光する」(原重一さん)。北海道の旬の海産物が味わえる函館朝市、おしゃれな店やレストランが並ぶ赤レンガ倉庫群など、散策したいスポットが点在。函館出身の人気バンドGLAYが公演した緑の島からはベイエリアが一望できる。

「観光にはうってつけ。夏だけではなく、冬にもイベントがあって1年を通じて楽しめる」(雨宮健一さん)。夏の祭りはもちろん、12月の「はこだてクリスマスファンタジー」のイルミネーションも絶景だ。近年はクルーズ船の寄港が増え、旅客船ふ頭の拡充も進む。

▽JR函館駅から函館市電や徒歩で移動。

4位 下関 540ポイント
フグや旬の魚ずらり (山口県下関市)

唐戸地区にある飲食・商業施設「カモンワーフ」を中核施設として2017年に登録された。「名物のフグや旬の魚がこれでもかと並ぶ唐戸市場にカモンワーフと設備は圧倒的」(うぬまいちろうさん)。関門海峡クルージング、巌流島と見どころは多彩だ。しゅんせつと油回収を行う作業船「海翔丸」などの公開も10月に予定。

▽JR下関駅からバスで7分、中国自動車道、関門自動車道・下関ICから車で10分。

5位 八幡浜みなっと 440ポイント
マルシェで楽しむSea級グルメ (愛媛県八幡浜市)

四国と九州を結ぶフェリー拠点。名物のじゃこ天や、港町ならではの弁当「港弁(みなとべん)」でも知られる。情報発信拠点の「みなと交流館」、鮮魚店が並ぶ「どーや市場」、商業・飲食施設「アゴラマルシェ」が核。「多彩なイベントやSea級グルメのじゃこカツがオススメ」(平尾寿雄さん)

▽JR八幡浜駅から車で5分、松山自動車道・大洲ICから車で25分。

6位 境港 350ポイント
水木しげるロードを歩こう (鳥取県境港市)

3方向を海が囲む海運の要衝。「水木しげるロードから境港水産物直売センターがお気に入りのコース。有名な松葉ガニにドロエビもおいしい」(時川真一さん)。「夢みなとタワー」からの360度のパノラマも売り。駅には情報発信拠点「みなとさかい交流館」がある。3月には「境港おさかなロード大漁祭」を開催。

▽JR境港駅から徒歩やバス、米子自動車道・米子ICから車で40分。


7位 横浜港 340ポイント
大型客船 間近に望む (横浜市)

2019年に開港160年を迎える。大さん橋には大型客船が数多く寄港。普段は入れない岸壁で開くマルシェイベントにも多くの人が集う。氷川丸などを望むきらびやかな夜景も魅力。「大きな港湾であるにもかかわらず、市街地と水面が近い得がたい港。客船を眺めながら食を楽しむ環境も整う」(斎藤潮さん)

▽みなとみらい線・日本大通り駅から徒歩7分。

8位 もんべつ 320ポイント
氷海展望塔から海を観察 (北海道紋別市)

オホーツク海に面した漁業基地。海中観測窓から流氷下の海の様子を観察できる氷海展望塔「オホーツクタワー」や、流氷観光砕氷船が人気。「ビーチも備えた数少ないオアシスで期待大」(吉沢裕子さん)との声も。今年の「Sea級グルメ全国大会inもんべつ」には、特産品のホタテを使った「ホタテみそ焼きうどん」で参戦する。

▽紋別空港から市街地までバスで15分。

9位 まぐろのまち清水 310ポイント
解体ショーやお祭りでにぎわい (静岡市)

冷凍マグロの取り扱い港として日本有数の清水港。仲卸業者が直接販売する清水魚市場「河岸の市」を中心にマグロを前面に押し出し、解体ショーや祭りなど多彩なイベントを展開している。「港湾機能とにぎわい空間が調和していて魅力的。マグロの食も充実」(池田薫さん)

▽JR清水駅から徒歩4分、東名高速道路・清水ICから車で10分。

10位 サイクリングポート尾道 280ポイント
自転車ごと泊まれるホテルも (広島県尾道市)

瀬戸内の海上交通の要所として古くから栄え、近年はしまなみ海道を目指すサイクリストらが集う港町。倉庫を再生した複合施設「ONOMICHI U2」は2000平方メートルの館内に、自転車を部屋に持ち込めるホテルや自転車専門店、カフェなどの店舗が集積。「テラスからの海の眺めは日常を忘れられる」(横内憲久さん)

▽JR尾道駅から徒歩、山陽自動車道・尾道ICから車20分。

◇  ◇  ◇

ランキングの見方 数字は専門家の評価を集計した点数。オアシス名称(それぞれ「みなとオアシス」表記は略)、所在地。文末に主な交通手段。写真は1~3位が岡田真撮影、4位以下は各オアシス提供。

調査の方法 国土交通省が推進する「みなとオアシス」制度に登録している全国約120カ所のうち、港湾に詳しい専門家や同省の協力で30カ所をリスト化。専門家13人に「景観、眺望がよい」「ご当地グルメが味わえる」「レジャー施設や売店が充実」「街おこし・おもてなし活動が活発」などの観点からそれぞれ1~10位の順位をつけてもらい、編集部で集計した。

今週の専門家 雨宮健一(KNT-CTホールディングス国内旅行部)▽池田薫(日本港湾協会専務理事)▽うぬまいちろう(イラストレーター、「漁港食堂」著者)▽斎藤潮(東京工業大学教授)▽下山秀雄(日本釣振興会専務理事)▽時川真一(イラストレーター)▽中村庸夫(海洋写真家)▽原重一(観光開発プロデューサー)▽平尾寿雄(ウォーターフロント協会専務理事)▽廻洋子(敬愛大学特任教授)▽柳沢美樹子(旅の著述・編集業)▽横内憲久(日本大学名誉教授)▽吉沢裕子(日本ビーチ文化振興協会副会長)=敬称略、五十音順

[NIKKEIプラス1 2018年8月18日付]

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