現代の腕時計は、実用品ではない。何かしらの意図を持って選ぶ“アクセサリー”となったからこそ、 腕元の小さな腕時計には、その人のセンスや個性が強く表れる。着こなしの自由が広がるなかで、今でもある程度のドレスコードを意識するのは冠婚葬祭の時くらいだろう。特に30代ともなれば“婚”すなわち結婚式への参加が増えるはず。そんな時、何を選び、どうつければいいのか。そう、予想以上に自分の袖元は人から見られているのだ。
「はじめての高級時計」記事一覧
(上)ここぞのプレゼンで身に着けたい「勝負腕時計」6選
(下)時差が気になる国際派におすすめ 旅に連れ添う腕時計
Q 冠婚葬祭でつけていくのは?
A 折り目正しい正統派のブラック×ホワイト
■JAEGER - LECOULTRE/マスター・ウルトラスリム・デイト
結婚式の際には、折り目正しい正統派の“ブラックレザーストラップ×明るめのシルバーも含めたホワイト系文字盤”という組み合わせが効く。名門ジャガー・ルクルトのシンプルウォッチはミニマルで上品。この時計があるだけで、手元に知的な雰囲気が漂う。それでいてシースルーバックからは自社製Cal.899/1を鑑賞可能。いろいろと楽しめる時計だ。