画質高まる有機ELテレビ デザインと価格で見極めを「年の差30」最新AV機器探訪

小原 パナソニックは「FZ950」と「FZ1000」という2つのシリーズを6月に発売しました。画質性能はどちらも同じで、違いはスピーカーです。FZ950はスピーカーをパネル本体に搭載していますが、FZ1000はスピーカーをペデスタル(土台部分)に搭載。テクニクスの技術チームとともにドライバーユニットの開発やサウンドチューニングを行ない、ワイドレンジでバランスのよい音に仕上がっています。FZ950より大きなペデスタルは、デザイン的なアクセントにもなっていますね。

パナソニック「FZ1000」。有機ELの長所である黒色だけでなく、明部の表現力も増したモデル。実勢価格53万1660円(TH-65FZ1000)

小沼 17年モデル同様、ペデスタルとディスプレーを細いステーでつないでいますね。ディスプレーが宙に浮いているみたいに見えるデザインは、前作から踏襲されています。

小原 ディスプレーが浮いたように見えるデザインは、LGの他のモデルでも目立ちました。一つのトレンドになっているといえるでしょう。

小沼 薄くて軽いという有機ELの特長を生かしたデザインですね。

小原 どのメーカーも有機ELテレビをフラッグシップモデルとして力を入れてきています。実際に確認したモデルはどれも、画質をはじめとした基本性能の点で納得がいくものでした。今、有機ELテレビを買うなら、デザインと価格で選んでも間違いないというところまで、現行モデルは来ていると思いますよ。

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画面サイズは55型と65型を中心に、一部77型もあるというラインアップ。価格も30万円前後からと、昨年に比べてずいぶん手を出しやすくなってきた。「以前は高級品という位置づけでしたが、現在は値段も手ごろな商品があり、普通のテレビとしてお求めいただいています」(ヨドバシカメラ広報)。テレビの買い替えを考えている人は、ぜひ一度チェックしてみるといいだろう。

小原さん(左)と小沼さん
小原由夫
1964年生まれのオーディオ・ビジュアル評論家。200インチのスクリーンを設置する30畳の視聴室に、今春、55インチの有機ELテレビも導入した。好きなテレビ番組は「プロフェッショナル 仕事の流儀」(NHK)。
小沼理
1992年生まれのライター・編集者。Apple Musicの便利さに味をしめて、2017年末にNetflixに加入した。最近よく見ているテレビ番組は「13の理由」(Netflix)。

連載 「年の差30」最新AV機器探訪
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