素のままでも官能的 リラックスしたTシャツの色気ファッションディレクター 清水久美子

リラックスした瞬間に色気が漂う。それは男性も女性も一緒のこと。オフィシャルな場面での、キマった格好はもちろん女性の大好物。ですが、ふっとリラックスした瞬間の、親密な色気はまた別腹。女心をときめかせます。

例えば、いつものバーでの待ち合わせ。女心がときめくのは、男性がジャケットを脱いだ瞬間だったりするのです。もちろん、必然的にジャケットの下のインナーにも、視線が引きこまれるわけですが、その際に、最もリラックスした雰囲気を醸せるのがTシャツというアイテム。その姿がセンシュアル(官能的)で格好よければ、男性が女性のすっぴん顔にときめくのと一緒。「素のままでも十分すてきなんだ……」なる好印象を抱くのです。

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■かなりのラブ度をたたき出すキラーアイテム

寿司や天ぷら、鍋に懐石、素材そのものを大切にする和食の国だからでしょうか。この「素のままで魅力的」であることが、一番好感度が高い国民性。Tシャツは、実はやりようによっては、かなりのラブ度をたたき出せるキラーアイテムなのです。

「じゃあ、Tシャツならいいのか!」と、昔取った杵柄(きねづか)とばかり、3枚パックのアメカジTシャツ、もしくは量販店に直行して白Tをゲットするのは、30歳代も後半となれば無謀な行為。体形も風貌も奥行きを求めてなんぼの大人に、青年のまっさらの碧(あお)さのような雰囲気のTシャツは、「……今日、バーベキューでしたっけ……」なる「作業着」の地雷の危険性が大なのです。

それは、「すっぴんがモテるのか」と本当にすっぴんで現れる女性がごとく、いちかばちかの行為。もちろん、それでサマになる男性もいらっしゃいます。けれど、それはワークウエアをセンスやスタイルでファッションに昇華した人だからこそ。

夏は短し、恋はきまぐれ。今からそんな研鑽(けんさん)を積んでいる場合ではありません。

では、どんなTシャツが大人のリラックスした色気を醸せるのでしょう。

襟元、カッティング、丈のバランスなど、さりげない顔をしてエレガントさを追求した一着は、もはやTシャツという名のタキシード?な印象。胸元の蜂のマークのさりげない刺繍(ししゅう)も高級感のあるアクセント。しかも、このマークは女性にとっても憧れのアイコンゆえに、「……もしや!?」と瞳くぎ付けの効果もあります。 Tシャツ¥40,000(税抜き)(ディオール オム/クリスチャン ディオール)
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