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キャリアコラム

「在学中に全員起業」 i専門職大学は超実践主義 学校法人電子学園 i専門職大学設立準備室 宮島徹雄室長

2018/8/19

学長には慶応義塾大学大学院の中村伊知哉教授が就任する予定だ。京都大学を卒業後、米国でも活躍した日本人ロックバンド「少年ナイフ」のディレクターを経て旧郵政省に入省という異色の経歴を持つ。

■教授陣には現役の企業幹部を招く

学長に就任予定の中村伊知哉・慶応義塾大学大学院教授は「イノベーティブな人材を待っている」と話す

中村教授は米国でマイクロソフトやフェイスブックなど学生が始めたサービスやコンテンツがビジネスとして大きな成功をおさめた背景として、大学がプラットフォームとなり、地域コミュニティーや企業からのサポート、投資家の援助などがあったと分析する。今もICT分野で大学が新しいビジネスを生み出している米国に対し、日本にはそういった仕組みを持つ大学がないことから、かねて日本における「デジタル超学校」構想を考えていた。i専門職大学はその構想と重なることから学長就任を即決したという。

教授陣も富士通やNTTグループといったIT(情報技術)企業やメディア企業、ユニークなところでは吉本興業といった大手企業の最前線で幹部を務める現役の企業人が就任予定だ。今回の学校教育法の改正で、実務での卓越性があれば博士号資格や論文実績がなくても専任教授になれ、さらに企業に勤務しながらでも就任が可能になった点を生かす。

産業界との連携による現場での教育にも力を入れる。ICT産業やメディアなどのクリエーティブ系のほか、金融、製造業など多様な分野の企業が協力し、ビジネスプロジェクトの場を提供したり、インターンシップ(就業体験)の受け入れや学生の起業を支援したりしていく。

専門職大学の規定では、在学中に600時間以上のインターンシップが必須となっている。i専門職大学は連携する企業に、学生を社員と同様の仕事に就かせてもらう交渉をしているという。それだけに「優秀な学生を集め、2年間みっちりとICTとビジネスリテラシーを学ばせてから提携企業に送り込みたい」と宮島氏は力を込める。

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