年金・老後

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女性の老後はお金がかかる 介護は3回? 働いて備え 経済コラムニスト 大江英樹

2018/8/23

写真はイメージ=123RF

老後の三大不安は「お金」「健康」「孤独」といわれます。しかし、私は不安の感じ方は男女によって差があるのではないかと考えています。男性は「孤独」、女性は「お金」により強く不安を感じるというのが私の持論です(詳しくは以前のコラム「お一人さまの老後 男性は孤独、女性はお金に備えよ」を参照)。

■女性は最後はお一人さまの可能性

女性がなぜお金に不安を感じるかというと、男性よりも長生きだからです。65歳時点での平均余命は男性で約20年、女性で約24年であり、以前も指摘した通り、65歳以上で配偶者がいない人の割合は男性は約2割、女性は約5割とシングル女性の比率が倍以上になります(2015年の国勢調査のデータから筆者が算出)。

これは夫に先立たれる女性が多いということを示しています。つまり、女性は結婚していてもしていなくても最後はお一人さまになる可能性が高いのです。

長く会社勤めをしていた男性なら、お一人さまでも年金も退職金もありますから、生活に困窮するということはあまりないでしょう。しかし、女性のお一人さまの場合は男性ほどは年金などを受け取れないケースが多いものです。男性ほどは生涯賃金が高くないことなどが理由です。にもかかわらず、男性より長生きなので老後費用は余計にかかるのです。

■「介護は3回ある」といわれる

最大の問題の一つが介護です。「女性には介護が3回ある」といわれます。親の介護、夫の介護、そして最後は自分の介護です。特に自分の介護のとき子どもに面倒を見てもらいたくなければ、高齢者施設に入る必要があります。

しかしながら、高齢者向けの施設はどれだけお金をかけられるかによってサービスにかなり差が出てきます。言い方は悪いですが「老後の沙汰は金次第」ということになるのです。では、実際に何を心がければいいのでしょうか。

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