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寿命伸びて膨らむ介護費 負担は月平均7万9000円 「健康寿命」が重要に

2018/8/18

介護が長期にわたると負担が重いし、介護保険や医療保険を通じて国の社会保障費もふくらむ

 お盆休みの筧家。ファイナンシャルプランナー(FP)の幸子はダイニングテーブルに資料を広げて原稿を書いています。良男はテレビで高校野球を観戦中。そこへ中学の同級生と遊びに出かけていた満が帰ってきました。

筧幸子(かけい・さちこ、48=上) 筧良男(かけい・よしお、52=中) 筧満(かけい・みつる、15) 

筧満 ただいま。ママ、占いの本でも出すつもりなの?

筧幸子 は~?

 だってこの資料に「生命表」って書いてあるよ。この表の数字で運命を占うとか?

幸子 占いとは全然関係ありません。これは7月に厚生労働省が発表した2017年の「簡易生命表」。ニュースで「日本人の平均寿命がまた延びた」ってやってたの覚えてる? 男性は81.09歳、女性は87.26歳だったのよ。

筧良男 パパは52歳だから平均寿命まで残り30年を切ったわけか。「人生100年時代」なんて言われてるけど、ちょっと大げさな気がするな。

幸子 そういう誤解が多いから原稿を書いてるのよ。「平均寿命」というのは、いまゼロ歳の赤ちゃんが平均してあと何年生きるかという数字で、言い換えればゼロ歳の「平均余命」のこと。パパは赤ちゃんじゃないから、簡易生命表にある52歳の平均余命を見ないと。

良男 52歳の平均余命は30.78年か。平均寿命よりも長く83歳くらいまで生きるわけだ。

幸子 若くして亡くならず52歳まで生きてきた人たちの平均余命だから、平均寿命よりも長く生きることになるの。

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