今なら来春に間に合う 花粉症「根治療法」の費用は?ファイナンシャルプランナー 風呂内亜矢

写真はイメージ=PIXTA
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花粉症の根治療法とされる「舌下免疫療法」。スギ花粉のエキスが入った薬を舌の下に投与するこの方法に、2014年から健康保険が適用されるようになりました。この治療はスギ花粉のシーズンが終わった6月ごろに始めるのがベストで、翌年の効果を期待するなら遅くとも12月ごろが期限だと聞いています。猛暑の翌年は花粉量が多くなるという指摘も一部にあり、私もこの治療に取り組むことにしました。治療の効果が実感できるのは来年の花粉症の季節以降なので、今回は治療にかかる費用などについてリポートします。

まずアレルギー検査に5000~6000円

 保険適用で治療するには原因が本当に花粉アレルギーなのかを調べる必要があります。まず、この検査に5000~6000円かかります。

アレルギー検査の結果。私は人と比べると確かに体質としてアレルギー反応を起こしていることがよくわかった

 私たち夫婦はともに治療を検討していましたが、私ははっきりとスギ花粉がアレルゲン(アレルギーの原因になる物質)という結果が出て、治療を始められました。

 一方、花粉症の季節にはくしゃみや鼻づまり、頭痛と、症状が重そうにみえる夫は意外にもアレルゲンが皆無でした。夫の症状の根本原因はアレルギー反応ではないという結果で、舌下免疫療法で効果は期待できないとの診断となり、残念ながら治療をスタートすることはできませんでした。夫はこれまでどおり、症状が出たときに都度、対症療法をとるしかなさそうです。

市販薬で対応する夫は年間1万2000円程度

 私がこれまで取り組んできたのは、辛い時期に症状を抑える薬を飲むことです。花粉症の季節以外でも恒常的にアレルギー性鼻炎の症状があり、常備薬1カ月分をもらうのにかかる費用は診察代含めて2000円程度です。

 症状がひどいときだけ服用しており、これまでは年間6000円程度の出費でした。症状は軽くはなりますが、特に花粉が多い年などは常備薬で症状を抑えきれず、毎年それなりに苦しんでいます。

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