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津田大介のMONOサーチ

超小型ゲーミングPC 開発者が感じた日中反応の違い 津田大介が注目するPC「GPD WIN2」(下)

2018/8/21

超小型ゲーミングPC「GPD WIN2」を開発したWade氏(左)。世界中で話題になった超小型ゲーミングPCはどうやって生まれたのか

ジャーナリストの津田大介氏が気になるモノやサービスに迫る本連載。前回(記事「超小型ゲーミングPC モバイル端末の新しい選択肢に」)に続き、GPD WIN2について取り上げる。GPD Technology社のWang Wade代表に、GPD WINが誕生した経緯や、新モデルGPD WIN2で力を入れた点、さらに日本と海外の反響の違いなどについて、話を聞いた。

◇  ◇  ◇

■予想外だった日本の反響

今回、Wade氏に話を聞いたのは、渋谷駅のすぐ近くにある「東京カルチャーカルチャー」で開催された「GPDカンファレンス2018」の直後だった。GPD WIN2の日本代理店第一号となった天空(東京・新宿)が開催したGPDユーザー交流会だ。

当日、僕は山形で講演があったため、最初からみることはできなかったが(その代わりに新幹線の中で直前までGPD WIN2をあれこれ試させてもらった)、カンファレンスの最後をのぞくことができた。100人近いユーザーたちが、GPD WIN2のマニアックな使い方を披露したり、次世代機への要望をWade氏にアピールしたりする様子をみていると、彼らがGPDのPCに強い思い入れを持っていることがよく分かる。カンファレンス終了後も熱心なユーザーたちがWade氏を放さず、取材がなかなか始められなかったほどだ。

東京都渋谷区の「東京カルチャーカルチャー」で開催されたGPDカンファレンス2018には、100人近くの人が集まった

GPD Technologyは中国・深センに本拠を構えるベンチャー企業。2016年に発売したGPD Winで話題になった。

前回も記したが、日本はGPD WIN2のクラウドファンディングで、米国に次いで、世界で2番目に多くの資金が集まった国だという。日本ではずっと以前からゲームボーイやPSPなどモバイルのゲーム機が普及しているし、PalmTop PC110(日本IBM、「ウルトラマンPC」の愛称で親しまれた)やLibretto(東芝)などのコンパクトなノートPCには熱烈なファンがついていただけに、他にはないコンセプトを持つGPDのPCに対する反響の大きさもうなずける。だが、そんな日本の嗜好を知らないWade氏にとっては、日本での人気は予想外だったという。

日本からの反響の大きさを「意外だった」と話すWade氏

「当初、PRに力を入れていたのはヨーロッパでした。ヨーロッパのゲームプレーヤーが集うコミュニティーなどで宣伝を行っていたところ、その情報を目にした日本人がクラウドファンディングに参加してきたのです。これはすごく意外なことでした」

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