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仕事帰りに都心でサーフィン 最大1.2mの人工波 「シティーウエーブ・トウキョウ」が開業

2018/8/11

 東京都品川区に人工波のサーフィン施設「シティーウエーブ・トウキョウ」が8月11日に開業した。仕事帰りにボードやウエットスーツを借りて、手軽にサーフィンを楽しめる。経験の有無に合わせて、波の高さも80センチメートルから120センチメートルまで変えられる。サーフィンは2020年東京五輪の競技に採用されており、人気を当て込んでほかの都市にも同様の施設が広がる可能性がある。

 JR大井町駅から徒歩5分、JR東日本による複合スポーツ施設「スポル品川大井町」(東京・品川)のなかに入る。不動産投資などを手掛けるノースイースト・キャピタルマネジメント(東京・港)がドイツ企業から設備を購入して運営する。日本では神戸市の郊外にもほかの企業による人工波のサーフィン施設があるが、東京の都心部は初めて。

人工波サーフィンを体験する鈴木大地・スポーツ庁長官。「もっといいところを見せたかった」と苦笑いしていた(8月10日、東京都品川区)

 幅9メートル、奥行き26メートルのプールにポンプで水を勢いよく流し、底に据え付けた板で波の高さを調節する仕組み。上級者であればプールの幅9メートルの間でターンを繰り返しながら、同じ波に乗り続けられる。利用料金は50分間で6200円(税込み)から。

 初心者は補助棒を手でつかみながら、波に乗る感覚をやしなえる。屋外だが冬季も水温は25度程度に保たれるため、ウエットスーツを着用すれば、快適にサーフィンを楽しめるという。子供の利用は小学生からで、波に乗れないとプールの壁面まで流される場合があるためヘルメットを着用した方がよい。

 開業前日の内覧会ではスポーツ庁の鈴木大地長官が人工波のサーフィンを体験した。サーフィンそのものもほとんど経験がないとあって、最初は補助棒につかまらなければならなかったが、さすがは五輪金メダリスト、20分もたつとボードの上に立って見せた。「サーフィンを知ってもらう機会になれば」と記者団に語った。

 運営会社のノースイースト・キャピタルマネジメントは、こうした人工波サーフィン施設を今後5年間で日本に4~5カ所造りたい考え。柴尾英樹社長は「2020年東京五輪の競技に採用されたことをきっかけに、サーフィンの人気が日本でも高まるはず」と語った。

 ほかにも日本国内では、人工波のサーフィン施設の計画が目白押し。五輪期間中にはサーフィン会場となる千葉県一宮町の釣ケ崎海岸近くに、東京五輪・パラリンピック大会組織委員会が観戦客向けの体験施設を開く。千葉県木更津市では民間企業による施設の建設が予定されている。

 JR東日本のスポル品川大井町も同日に開業した。ほかにテニス、ボルダリング、バスケットボール、サッカー、アーチェリーなどを体験できる。

(山根昭)

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