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リブセンス社長を鍛えた 早大学院の「自由と責任」 村上太一・リブセンス社長が語る(下)

2018/8/20

村上太一・リブセンス社長

早稲田大学高等学院(東京・練馬)の在学中に、成功報酬型求人サイトのビジネスアイデアを練ったというリブセンスの村上太一社長(31)。自由な校風や、一定の成績を残せば早稲田大学に進学できるという恵まれた環境が、起業の追い風になったのは確かだが、それだけが要因ではないという。「自由だけでなく責任も問われる。自分は何をやりたいのか、意思表示を求められ続けたことで、起業の覚悟を固めることができた」と振り返る。(前回の記事は「文化祭で学んだ経営 早大学院から最年少上場社長に」)

自分は何をやりたいのかを問われた。

早大学院は自由な校風で知られます。確かにその通りで、部活動はもちろん、体育祭も文化祭も参加は自由です。やりたくない人は帰っていい。早大に進学するつもりなら受験勉強をする必要もありません。ひたすらマージャンに明け暮れる人、部活に熱中する人、オンラインゲームにはまる人など、実にいろいろな生徒がいました。

何をやってもいい。それは逆にいえば、何をやるかは自分で決めるしかないということでもあります。何をしていいかわからず、戸惑う人も実は多かったのではないかと思います。一歩間違えば、非行に走る可能性もある。幸い、私にとっては「自由と責任」を考えさせる早大学院の教育方針は合っていたと思います。起業するという目標を決めていただけでなく、性格的にも考えることが好きだったからです。

社名のリブセンスは「生きる意味」という意味ですが、これは小さい頃、「死ぬとどうなるんだろう」と考えたことが由来です。幼稚園のとき、祖母が偶然、彼女自身の誕生日に亡くなったのです。母に「人は自分の誕生日に死ぬの?」と尋ねたら「いや、そうじゃない」と。それ以来、死んでいなくなるってどうなるんだろう、逆に生きているってどういうことだろうと子供なりに考えました。

そして小学校高学年のときに出した結論が「人は誰もが幸せに向かって生きている」というものでした。ただ、幸せの基準は人によって少しずつ違う。思考のクセがあり、意思決定の基準が異なる。長い目でみるか、短期間で考えるかでも変わってくる。それでも、誰もが幸せだと思う方に向かって歩いている。

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