マネー研究所

ポイント賢者への道

世界の株式にポイントを投資 会員アプリで100円から ポイント賢者への道(75)

NIKKEIプラス1

2018/8/15

写真はイメージ=PIXTA

 手持ちのポイントを交換して投資を体験できるサービスが広がってきました。NTTドコモが5月に始めた投資サービスは利用者が約19万人(7月23日時点)、利用ポイントが3億円相当に増えています。投資は苦手という人でもポイントからなら気軽に始められ、世界の経済情勢や株式市場に興味を持つきっかけになります。運用が順調にいけばポイントも増えます。

 ドコモのサービスはdポイントの会員アプリなどを通じて100ポイントから利用でき、筆者も始めています。ポイント数は、海外の株式や債券で運用する特定の投資信託の運用状況に応じて日々増えたり減ったりします。その様子は毎夕アプリで確認でき、疑似的に国際分散投資を体験できます。

 楽天証券が口座保有者を対象に提供するサービスも筆者は利用しています。通常の証券取引と同様、自分で好きな投信を選び100円から購入できます。毎月コツコツ買っている楽天・バンガード・ファンドは米国の上場株をひととおり組み入れ、残高上位にはアップルやアマゾン、エクソンといった企業が並びます。

 これまで2万7443円分を全額ポイントから購入し、7月末で1672円の含み益になっています。米国ではこの春、トランプ氏が進める輸入制限措置を嫌気して株価が大きく下がりましたが、夏になって復調しています。先日、フェイスブック株が決算発表を機に急落したときは少し驚きましたが、米国の株式市場は総じて堅調のようです。

 ポイント投資には隠れた利点もあります。ためたポイントは通常、数年で失効してしまいますが、投資に回しておけば有効期限は関係なくなります。運用の果実を期待しながら長く持ち続けられ、好きなときに引き出せます。ポイントの使い道に困るという人にも投資サービスはお薦めです。

菊地崇仁
 北海道札幌市出身。1998年に法政大学工学部を卒業後、NTTに入社。社内システムやLモードの料金システムの開発などに携わり、2002年に退社。同年、友人と共に起業し、システムの設計・開発・運用を行う。06年、ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、11年3月代表取締役に就任。一般からプラチナまで、57枚のクレジットカードを所有。

[NIKKEIプラス1 2018年8月11日付]

マネー研究所新着記事

ALL CHANNEL