夏ワンピはカラフル・プリントで リゾート気分を演出宮田理江のファッション戦略論

日経ウーマンオンライン

HIBISCUS HIATUS MAXI DRESS/CABANA PINK 2万4900円(税込) Tommy Bahama

色数を抑えたロング丈ワンピースは静かなムードにまとめやすい。身頃に結び目やギャザーを配したタイプはワントーンでも単調に見えない。花柄や葉っぱ柄をビビッドカラーで迎えると、全体の色味が濃くなりがちだが、スモーキートーンで色数を抑えれば、着て行けるシーンが増える。

ASIA PINEAPPLE MAXI DRESS/DARK SANIBEL BLUE 2万900円(税込) Tommy Bahama

パイナップルに代表される南国フルーツの柄は着姿にファニーな気分を添える。ヤシの木やハイビスカス、ヨット、夕日など、トロピカルモチーフにはいろいろな選択肢があり、ムードもそれぞれだから、まといたい雰囲気次第で使い分けて。近ごろは一見しただけでは、そうとは見分けにくいような変形柄も増えていて、さらに普段使いしやすくなっている。パイナップル柄を本来のイエローやグリーンではなく、あえてブルーで染めるアレンジはクールな表情を帯びる。

サマーワンピースを街中で取り入れておしゃれ上手に

「トミーバハマ」は「Make life one long weekend(日々を長い週末のように)」をコンセプトに掲げる、上質なリラックスライフを提案するブランドだ。米国のフロリダやハワイなどのビーチ沿いを中心に世界各地に店舗を構えている。日本にはレストランを併設した銀座旗艦店、横浜店、新宿店がある。休日に着やすいリラックスウエアに加え、スイムウエアやホームグッズなどを幅広く取り扱っている。海辺で過ごすかのような開放的なムードが味わえる、銀座店のレストランは都心の穴場的な存在だ。

ミニ丈、ロング丈のワンピースとも、肩周りシルエットやプリント柄のチョイス次第で、狙い通りのムードを呼び込める。リゾート気分を漂わせるサマーワンピースは夏の旅先が主な出番だと思われがちだが、近ごろは街中での装いに取り入れるおしゃれ上手が増えている。薄手の羽織りものを重ねたり、落ち着いた柄・配色を選んだりすれば、着ていく場面を広げやすくなる。しなやかな縦落ちフォームは自然な細感を引き出してくれるから、積極的に街中使いを試していこう。

(画像協力/トミーバハマ)

宮田理江
ファッションジャーナリスト、ファッションディレクター。多彩なメディアでランウェイリポートからトレンド情報、スタイリング指南などを発信。バイヤー、プレスなど業界経験を生かした、「買う側・着る側の気持ち」に目配りした解説が好評。自らのテレビ通版ブランドもプロデュース。セミナーやイベント出演も多い。 著書に「おしゃれの近道」「もっとおしゃれの近道」(ともに、学研パブリッシング)がある。

[nikkei WOMAN Online 2018年7月7日付記事を再構成]

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