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炎天下は頭と首の冷却カギ 熱中症予防、日傘も活用 熱中症を衣服の工夫で防ぐコツ(下)

日経Gooday

2018/8/11

日傘の遮熱効果は絶大。「酷暑の時期は、男女問わず利用することをお勧めします」と平田さん。写真はイメージ=(c)BlueOrange Studio-123RF
日経Gooday(グッデイ)

猛暑の中で、熱中症になるリスクを下げ、少しでも快適に過ごすための衣服の工夫について、神戸女子大学教授・平田耕造さんの話を紹介する本特集。前編「熱中症防ぐなら服は綿よりポリエステル 開口部も重要」では「熱の放散を促進する」ことの大切さについて解説した。後編では「体に入る熱を遮る工夫」「圧迫で体液循環・発汗量をコントロールする工夫」について紹介する。

■体に入る熱を遮る3つのコツ

【1】服は黒・濃色より白・薄い色を選ぶ

濃い色のほうが熱線の吸収が大きく、体への負担はより大きい。写真はイメージ=(c)rostislavsedlacek-123RF

衣服が熱を吸収する度合いは、色によって大きく違う。図1に示すように、白の熱線吸収を1とすると、黒は2.5倍になり、明らかに多くの熱を吸収して温度が高くなる。

「同じ色でも色の濃さが増すほど熱線の吸収も大きくなります。また、体温上昇は同じ場合でも、白より黒のほうが熱線を吸収して布の温度が高くなるため、体はより強い熱負荷を受けます。結果、体温の上昇を抑えるためにより多量の汗をかきます」(平田さん)

夏の炎天下では、黒・濃色より白・薄い色を選ぶほうが賢明だ。

『身近な環境 衣生活の科学』(弘学出版)掲載の図を基に改変

【2】頭部や首を積極的に冷やす

人間以外の動物には「選択的脳冷却」といって、重要な脳を優先的に守るため、積極的に脳を冷やすメカニズムが働いているという。

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