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書店員がおすすめ この夏読むべきビジネス書8冊

2018/8/10

三省堂書店有楽町店の岡崎史子さんのおすすめは『イギリス肉食革命』と『21世紀のビジネスにデザイン思考が必要な理由』

 ビジネス街の書店をめぐりながら、その時々のその街の売れ筋本をウオッチしていくシリーズ。今回はいつもと趣向を変えて、定点観測している書店のビジネス書担当者に、夏休みに読んでおきたいビジネス・経済書をすすめてもらった。新刊にこだわらずそれぞれ2冊選ぶようにお願いしたところ、ビジネス系の教養書を中心に多彩な本が顔を並べた。夏の読書の参考にしてほしい。

■「少しビジネスから離れた本を」

八重洲ブックセンターの川原敏治さんのおすすめは『武器になる哲学』と『若い読者のための経済学史』

 「ゆっくり時間が取れる夏休みには、少しビジネスから離れた本を読んでみるのもいい」。こう話す八重洲ブックセンター本店マネジャーの川原敏治さんがすすめてくれたのは、山口周『武器になる哲学』(KADOKAWA)とナイアル・キシテイニー『若い読者のための経済学史』(月沢李歌子訳、すばる舎)の2冊だ。『武器になる哲学』はこの5月の刊行。表題どおり哲学を扱っているが、著者はコーン・フェリー・ヘイグループでシニア・クライアント・パートナーを務める組織・人材コンサルタントで、ビジネスにおける教養の重要性を説きつつ、ビジネスに使えるように哲学の様々なキーコンセプトを紹介する内容だ。

 選ばれたキーコンセプトは50。これを著者は使用用途別に「人」「組織」「社会」「思考」についてのキーコンセプトに整理する。ビジネスにおける有用性を基準に「アンガージュマン」や「無知の知」「弁証法」といったコンセプトが紹介されている点が読みどころだ。「教養というとビジネスとは関係ない知識と思われがちだが、そこをしっかりつないでいるのがおもしろい」と川原さんは言う。

 もう1冊の『若い読者のための経済学史』は米エール大学出版局の入門書シリーズからの翻訳で、ことし2月の刊行。著者は実務経験もある経済史家・ジャーナリストで、プラトン、アリストテレスから現代のポール・クルーグマン、トマ・ピケティまでを追いかける。経済学の様々なテーマを40の章に仕立て、重要なキーワードに留意しながら、経済学が何について考えてきたかを説いていく構成だ。

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