ペンやノートも効率収納 机上スペース活用文具
オフィスのデスクが狭く、机の上に書類や文具が散乱してしまうことはありませんか? 限りあるスペースでも、上手に整理整頓したいですよね。省スペースなメモや、社内の移動に便利なモバイルバッグなど、限られたスペースを最大限に活用できる「スペース活用文具」をご紹介します。オフィスの荷物や場所を見直して仕事の作業効率を高める環境をつくってみませんか?
デッドスペースを有効活用 横長メモ
仕事のタスクを一時的に書き出したり、走り書きに使うメモ帳。一般的には長方形のサイズのものが多いですが、場合によってはかさばったり上から置いた資料の中に埋もれてしまうことも……。
そんな悩みを解消してくれる、意外な場所に置けるメモがハイモジモジの「TAGGED 7 CUT MEMO(タグドセブンカットメモ)」。サイズは幅250×奥行き14×高さ40mmと横長です。カラーは全9色、値段は450円(税抜)。
その意外な場所とは、ずばりPCのモニターとキーボードの間。横長のメモが今までデッドスペースだった、この部分にジャストフィット。メモを置くスペースが邪魔にならないので、机の上を有効に活用できます。
こちらのメモは1枚が7分割されており、1週間のスケジュール管理にも最適です。等間隔にミシン目が入っているので、書いたタスクを消化したらちぎっていきます。2色の紙が交互に合わさっているため、例えば今週の予定がイエロー、来週の予定がブルーなど時間軸を可視化しやすいのがポイント。
ミシン目でピリピリちぎった後、書いたメモをログとして残したいときは、そのまま捨てるのではなく手帳やノートに貼っておくと後から見返すのに便利。A6のブロックタイプの手帳を使うと、貼るだけで1日のログが完成します。
平置きから縦置き 空間をうまく活用しよう
本を読みやすいように一定の角度に調整し立たせて使うことができるブックスタンド。主に読書に使われることが多いですが、最近ではレシピを見ながら料理したり、テキストや参考書を置いて勉強したりと、さまざまなシーンで活用することができます。
いろいろな種類のブックスタンドがありますが、シンプルで使いやすいのがハイタイドの「メタルブックレスト」です。本体のカラーは全9色、値段は800円(税抜)です。オフィスでも使いやすいホワイトやブラックの他に、カラフルなレッドやミントなどアクセントカラーもそろっています。
今、オフィスでじわじわと流行しているのが「手帳を立てる」使い方。マンスリーページを開いておけば、卓上カレンダー代わりとしても使えます。必要に合わせてウイークリーページやメモぺージなどを開いて置けば、予定やタスクがいつでもチェックしやすくなります。普段は平置きで使う手帳ですが、立てることで縦の空間を有効活用。机の上もスッキリしますね。
「メタルブックレスト」の後ろには角度を調整できるくぼみが3つあります。自分の見やすい角度に合わせて調整できるので便利です。厚みがあるものでもしっかり固定できるので、iPadやタブレットなどを立てて使う際に重宝します。使わないときは折り畳めるので収納もコンパクト。
机の上の小物はこれ一つにまとめて収納
ペンやハサミ、ノートなどよく使う文具は置き場所を決めておかないと机の上に散乱しがち。そんなデスク周りをスマートに整理できるのがキングジムの「カラーユニッツ デスクオーガナイザー」です。
「デスクオーガナイザー」は、筆記用具や小物と書類をまとめて収納できます。サイズは幅280×奥行き173×高さ163mm。ペンやハサミを入れやすいスペースが8マス。B5・A5サイズのノートが入るスペースがそれぞれ1マスずつあるので収納力も抜群です。値段は1200円(税抜)で、カラーはオレンジ・黄緑・青・白・黒の全5色。
購入時は箱に入っているので、使う際は最初にパーツの組み立てが必要です。素材は発泡PPでできていて、プラスチックと厚紙の中間のような硬さです。道具を使わずパーツを差し込むだけなので、簡単に組み立てることができます。
完成したものがこちらです。写真ではペンを50本程度入れていますが、まだまだスペースに余裕があります。ハサミや定規などかさばりやすい文具もラクラク収納できます。厚みが1.5cm以上ある分厚いノートや手帳もたっぷり入りますよ。
ついつい増えてしまう筆記用具などは「このスペースのみ使う!」というマイルールを決めて持ち物を見直すのがおすすめです。この「カラーユニッツ」シリーズのラインアップは「デスクオーガナイザー」の他にも「ペンスタンド」、「マガジンボックス」、「レタートレー」と全4種類あるので組み合わせて使うのもおすすめです。
収納や携帯の充電もできるPC台
デスク周りで一番スペースを取っているのはパソコンのモニターではないでしょうか? デッドスペースになりがちなモニターですが、収納スペースを生み出す便利なアイテムがあります。
それがこちらのリヒトラブの「机上台〈幅590mm・引き出し付〉」です。サイズは幅590×奥行き250×高さ100mmなのでワイドモニターを置くのにぴったり。値段は4900円(税抜)でカラーは白と黒の2色あります。購入時は天板・脚・レールが別々になっているので自分で組み立てます。説明書通りに進めると10分程度で完成します。
机上台の高さは100mmあるので、この隙間にキーボードをスッと入れることができます。PCを使わないときや、帰るときにキーボードをしまえるので机の上もスッキリ。
机上台には引き出しが付いていて、手前にはケーブルを通す穴が5カ所開いています。ここに充電ケーブルを差し込むことでスマホなどを充電できます。スマホは立てることもできますし、横に寝かせて引き出しに入れたまま充電することも可能です。
引き出しはA4ファイルが横に収まります。一時的な資料は取りあえずここに入れておいて、入り切らなくなったら整理するなどルールを決めると、定期的な頻度で書類整理できるのでおすすめです。奥行きは226mm あるので大きなものも収納できます。手帳やのりやペンの替え芯などたくさん収納できるので重宝します。
社内の移動がこれ一つでラクラク
オフィスが固定席ではなく、業務の内容や気分に合わせて空いている席を自由に使える「フリーアドレス」の職場も最近増えてきていますよね。そんな社内の移動を快適にしてくれるアイテムがコクヨの「モバイルバッグ〈mo・baco〉」です。
表生地がポリエステルでできているので、丈夫で高級感のある作りになっています。大きさは持ち手部を倒した状態で幅375×奥行き125×高さ260mm。A4サイズのファイルやノートパソコンもしっかり入ります。値段は7700円(税抜)で、カラーはブルー・ダークグレー・グリーン・レッドの全4色。
バッグの手前が大きく開くので、中身が見やすく取り出しやすいのが特徴です。中は仕切りやサイドポケット、ペンホルダーも付いているので書類や手帳、ペンに充電ケーブルなどすべて収納できます。ノートパソコンもそのまま入るので会議や移動はこれ1つを持ち運ぶだけでOK。
取り外し可能なネームカードホルダーが付いているので、必要に合わせて取り外して使えます。棚やキャビネットに収めやすい寸法設計でできているのでロッカーや棚にそのまま収納することも可能です。
「モバイルバッグ〈mo・baco〉」の中に案件ごとに進行中の書類や必要なものをまとめて入れておくと、書類などを探す手間が省けるので作業の効率化につながりますね。
散らかった机とはこれでサヨナラ
オフィスや家の机の上は、気が付くとモノで散乱しがち。そんなときはゴチャゴチャの原因は「居場所がない」ことが多いです。資料やパンフレットなどの書類が増えたり、新しい文具を買ったりしたときは、新しいものを入れる居場所が必要です。居場所がないときは、今まであったものを捨てて入れ替えるかどうするか整理する時間が必要になります。
忙しい職場や日常ではできるだけ「片付けをしなくていい環境をつくる」ことがポイント。スペースを縦に使ってみたり、適正なサイズのものを選ぶなど、まずは居場所を確保してみてはいかがでしょうか? 机が奇麗だと探す手間が省け、生産性も格段に上がります。ぜひデスクのスペースを上手に活用してみてくださいね。
(ライター/写真 やまぐちまきこ)
[nikkei WOMAN Online 2018年6月8日付記事を再構成]
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