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年金生活で手取りを増やすには? 確定申告で税金安く 住民税が非課税になることも

2018/8/12

写真はイメージ=PIXTA

先輩の定年退職の慰労会から帰ってきた良男が「妻がファイナンシャルプランナー(FP)だって話したらいろいろ相談されてさ……」と話し始めました。年金生活に入るにあたって、税金を少なくするコツを教えてほしいと頼まれたのだそうです。

筧良男 そもそも年金って税金がかかるのかい?

筧幸子 障害年金や遺族年金は非課税だけど、通常の公的年金は雑所得として税金がかかるわ。年金額から公的年金等控除など様々な控除額を引いた課税所得に税率をかけて計算するの。例えば専業主婦(70歳未満)の妻がいる60歳代後半の人の場合、公的年金等控除が最低でも120万円あり、自分の基礎控除と配偶者控除がともに38万円なので196万円。これを超えると所得税がかかってくるわ。ちなみに妻が70歳以上だと配偶者控除は48万円に増えるの。

筧恵 税金は年金が振り込まれる際にすでに源泉徴収されているんでしょ? 税金の額はどうやって決まるのかな?

幸子 年金の支払いをする日本年金機構から毎年秋ごろに「扶養親族等申告書」が送られてきて、配偶者など扶養していれば申請するの。自治体からは老齢年金から天引きされている介護保険料など社会保険料も年金機構に伝えられるわ。年金機構はそれらに基づいて源泉徴収額を計算するってわけ。でも年金機構が把握できない情報もあるので、それらは自分で確定申告すれば税金が戻るの。

良男 例えばどんな情報?

幸子 民間の医療保険や地震保険などの保険料を払っていれば通常、控除対象よ。災害や盗難にあっていれば雑損控除が認められる場合もあるの。奥さんや子供の年金保険料などを夫が払っていれば本来は夫の社会保険料控除の対象になるけど、それは年金機構にはわからないわ。会社員のような年末調整は年金受給者にはないから、これらは自分で確定申告して取り戻すことになるってわけ。

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