まるでファッションショー 火祭り彩る華やかな衣装

日経ナショナル ジオグラフィック社

2018/8/22
クリスティーナさんと母親のローラさんは、約5年前からファジェラとして祭りに参加している。2018年、クリスティーナさんは地区のファジェラ・クイーンに選ばれた。選ばれる前は、祭りの期間中だけの役割だと思っていたが、実は1年中会議やイベント、衣装合わせ、インタビューなどスケジュールが詰まっていることを知ったという(PHOTOGRAPH BY LUISA DÖRR)
アルバ・オリエンテさんは、1歳で初めてファジェラになった。子どもの頃はやらなかった時期もあるが、10年前から再び参加した。家族はバレンシア出身ではないが、アルバさんはファジャの言い伝えや宗教的伝統を強く信じている。アルバさんに言わせると、お姫様気分を味わいたくて、ファッション感覚で祭りに参加する女性もなかにはいるそうだ(PHOTOGRAPH BY LUISA DÖRR)
ジュニア・ファジェラ・クイーンの発表式典に出るため、祖母の家で支度をするベルタ・カシノちゃん(10歳)。ベルタちゃんの家には長いファジャの伝統があり、ベルタちゃんも毎年ファジェラとして祭りに参加している(PHOTOGRAPH BY LUISA DÖRR)
モニョと呼ばれる渦巻き状に巻かれた髪飾りは、ファジェラのヘアスタイルに欠かせない。このスタイルは、近隣の町エルチェで発見されたローマ時代の像「エルチェの貴婦人」の影響を受けていると思われるが、昨年は多くのファジェラが両脇のモニョを着けていなかった。ファジェラのファッションも、時代とともに変化するようだ(PHOTOGRAPH BY LUISA DÖRR)
ファジェラの衣装に身を包んだエマ・シーフェン・アブリルちゃんと、エバ・ランハン・アブリルちゃん姉妹。エマちゃんは中国から、エバちゃんはベトナムからの養子だ。母親がエマちゃんを引き取るため中国へ行ったとき、娘の生まれ故郷の布を購入して、ファジェラの衣装を作ろうと思いついた。エマちゃんがスペインへ到着したのは、ちょうど毎年恒例の火祭りが始まる1週間前だったが、盛大な花火の音にもびっくりすることはなかったという。昨年、エマちゃんはバレンシアと中国の布で母親が作った衣装を着て、ファジェラ・クイーンに選ばれた(PHOTOGRAPH BY LUISA DÖRR)
ローラちゃんの家族は、一家でファジャの伝統を受け入れている。ローラちゃんは、85歳の祖父と一緒に祭りに参加する(PHOTOGRAPH BY LUISA DÖRR)
ファジェラの衣装にボリュームを出すペチコートを着た双子のクラウディアさんとビクトリアさん(PHOTOGRAPH BY LUISA DÖRR)

(文 Alexandra E.Petri、写真 Luisa Dörr、訳 ルーバー荒井ハンナ、日経ナショナル ジオグラフィック社)

[ナショナル ジオグラフィック 2018年7月13日付記事を再構成]

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