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優待+配当利回り4%は買い 株主優待狙いで「連勝」 2018年個人投資家調査(5)

日経マネー

2018/8/31

一方、食事券や買い物券、現物がもらえる優待銘柄の場合はケースバイケースで判断する。「自分にとって使い勝手がいい優待、本当に欲しい優待なら、利回りが下がっても持ち続けるケースはあります」。一度売ってしまうと、株価水準が高いままでは買い戻しにくくなるためだ。

■銘柄情報データベース、優待券マップを作成

のんりにあさんは、全ての優待銘柄の優待内容や必要株数などをまとめたデータベースを表計算ソフト「エクセル」で自作。株価を随時更新して利回りをチェックし、優待の魅力度を考慮しつつ売買の判断に生かしている。

のんりにあさんの勝ちワザ:表計算ソフト「エクセル」を使い、全ての優待銘柄の情報をまとめたデータベースを自作。株価を半自動で更新する仕組みも取り入れ、各銘柄の総合利回りがすぐに分かるようになっている

過熱感が出てきた銘柄は、妻と相談して売るかどうかを決めることも。買い物やレストランでの食事など、優待を夫婦で使うことも多いため、妻の意見も重視するという。2017年後半に急騰したペッパーフードサービス(東1・3053)は、優待を使い続けたいのでホールドすることにした。

複数単元持っていても優待利回りが変わらない銘柄、利回りが高まる銘柄は株数を厚めに持つ場合もある。「ただし、自分で使い切れる分までというのが基本方針です」。例えば、リンガーハット(東1・8200)は300株保有で年7560円分の食事優待券をもらい、「夫婦で年4~5回食事に行くくらいがちょうどいいですね」。

のんりにあさんはまた、各種の優待券が使える店舗を「グーグルマップ」上に記録したオリジナルマップも作成。「今いる場所の周辺でどんな優待が使えるのか、すぐに分かります」。株の売買に加えて、優待品の効率的な利用も優待投資の成功には欠かせないのだ。

17年からは、RIZAPグループ(札ア・2928)や東和フードサービス(JQ・3329)のように株式分割で株数が増えた銘柄を、妻の口座に一部移管して優待を2人分取るという手法も取り入れた。優待投資をブラッシュアップし、一段の資産拡大を目指す。

(日経マネー 小谷真幸)

[日経マネー2018年8月号の記事を再構成]

日経マネー 2018年 10月号

著者 : 日経マネー編集部
出版 : 日経BP社
価格 : 730円 (税込み)


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