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優待+配当利回り4%は買い 株主優待狙いで「連勝」 2018年個人投資家調査(5)

日経マネー

2018/8/31

(イラスト:タニグチコウイチ)
日経マネー

 日経マネーの個人投資家調査で、2015年から3年連続でリスク資産の運用成績が5%以上プラスだった「3連勝さん」。また、16年と17年の2年連続で20%以上プラスの「大勝ちさん」。彼らは、15年の世界同時株安や16年のブレグジット・ショック、その後のトランプ米大統領の言動に振り回される相場などを乗り越え、勝ちを収めてきた腕利きの投資家だ。そんな3連勝さんや大勝ちさんの投資手法について、具体的に見ていこう。前回記事「「市場昇格」や株式分割先回り 5年連勝投資家のワザ」に引き続き、「株主優待狙い」を紹介する。

◇  ◇  ◇

 のんりにあさん(ハンドルネーム)は、株主優待狙いの日本株投資で生活のかなりの部分を賄っている。専業投資家として以前は短期売買も頻繁に行っていたが、現在のメインは圧倒的に優待株だ。

 「資産額が増えたことや、移住で身の回りの環境が変わったこともあって、投資スタイルも穏やかなものにシフトしました。今住む首都圏には、優待券を実際に使える場所も多いですしね」

 現在、保有する優待株は約450銘柄。2017年末の相場上昇時に50銘柄程度を利益確定で売り、18年2月以降の急落相場で100銘柄程度を新たに購入した結果がこの数だ。「急落時には、それまで狙っていた銘柄が安くなったのでまとめて買いました。人気の優待株は普段値下がりしにくいので、相場全体に連れ安する時がチャンスです」。

 のんりにあさんの売買ルールは優待内容によって異なる。QUOカードやギフトカードなどの金券類の場合はシンプルで、優待利回りと配当利回りを足した総合利回りが4%あれば買いを入れる。「その後、株価が上がって3%を割り込んでくると売りを考え始め、2%に近くなればまず売ります」。優待改悪や減配で総合利回りが下がった場合も、この基準は同じだ。

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