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ミニ保険、「百社」繚乱 少額で日常トラブルに備え

2018/8/11

様々なジャンルにわたる「ミニ保険」

 少ない保険料で日常生活のトラブルに備える「ミニ保険」の登録業者数が、2018年中にも100社を超えそうだ。特徴は工夫を凝らした独自商品。大手の生命保険や損害保険にはないユニークな商品も多い。百花ならぬ「百社」繚乱(りょうらん)のミニ保険の世界を探ってみた。

■スマホ壊れた! 修理費を修繕

 今や1人で「2台持ち」「3台持ち」も珍しくなくなったスマートフォン(スマホ)。壊したり盗まれたりといったリスクに対応するミニ保険が、さくら少額短期保険(東京・豊島)の「モバイル保険」だ。保険料は月700円で、年間10万円分まで何回でも修理代などを補償する。1つの契約で、スマホだけでなく、ノートパソコンやタブレットなど3台まで補償の対象にできる。液晶割れなどの外装の破損の修理代を支払うほか、水漏れなどで修理できないほど状態がひどい場合や、盗難に遭った際には新しい端末の購入費用を補助する。

日本少額短期保険協会調べ

 発売は2016年5月。契約や保険金請求はネットですむ。昨年から通信料金と一緒に保険料を支払えるようになった。通信会社や端末メーカーは問わない。小松義彦社長は「最近では20~40代を中心に月1万件のペースで新規契約が増えている」と話す。

 今年6月にミニ保険事業者の登録を受けたジャストインケース(東京・千代田)も、スマホの修理費用を補償する「スマホ保険」を販売している。専用のスマホアプリで加入する仕組みで、保険料は月400~900円程度。保険期間は3カ月で、契約期間中に保険金の支払いがなければ、更新後の保険料を割り引く仕組みだ。

■イベントや旅行ツアーのキャンセル代も

 レジャー関連もユニークな保険が多い。その代表がAWPチケットガード少額短期保険(東京・品川)の不使用チケット費用補償保険。チケットぴあと組んで「チケットガード」の名称で販売する。コンサートやスポーツなど日時が指定されたイベントを対象に、本人や家族の病気、交通機関の運休・遅延、急な出張などでキャンセルを余儀なくされたときにチケット代金を保険金として支払う。保険料はチケット代の1割前後が目安だ。同社は旅行キャンセル費用補償保険も出している。旅行会社のパッケージツアーが対象で、やはりやむを得ずキャンセルする場合に代金を補償する保険だ。

 登山やアウトドアスポーツの「まさか」に備えるのが、日本費用補償少額短期保険(長野県松本市)の「レスキュー費用保険」。国内の山岳遭難の際に、捜索・救助に要した費用に対して保険金を支払う。

 ジャパン少額短期保険(東京・千代田)の「お天気保険」は、旅行先で雨が一定期間降り続けた場合に旅行代金を旅行者に還元する。旅行会社が保険料を支払い、保険金を受け取る。旅行会社は割引などの形で、旅行者に旅行代金を返す仕組みだ。

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