個人投資家1.3万人調査 負け組はハイレバレッジ好き2018年個人投資家調査(1)

日経マネー

こうした傾向は、その他の部分にも表れている。例えば、日本株の信用取引の利用率を見ると、勝ってる人の20%に対し、勝てない人は27%と高い。勝てない人のハイレバ好きがうかがえる結果だ。

一方、勝ってる人は、コツコツ&手堅い投資好きが鮮明。保有資産では国内REITが16.8%と高く、勝てない人(6.5%)を大きく上回る。また、積み立て投資を行っている人の割合も、勝てない人の25%に対し、勝ってる人は36%と11ポイントも高かった。

もう一つ、顕著な差が出たのは投資の勉強時間。勝てない人は、ほとんど勉強しない人が約3割。勝ってる人は約7割が週に1~2時間以上勉強していた。

高配当・バリュー株に長期投資して連勝

(イラスト:タニグチコウイチ)

続いて、勝ってる人と勝てない人の投資スタイルの違いを詳しく見ていこう。上のグラフは、「あなたの投資スタイルは?」という質問に対する答えをまとめたものだ。勝ってる人(3連勝)、勝てない人(3連敗)に加え、全体(投資歴3年以上)の結果を比較している。

注目されるのは、「高配当・優待」と「バリュー(割安)」の2つ。どちらも、全体(緑)に比べて勝ってる人(赤)の比率が高い一方、勝てない人(青)の比率が大幅に低い。先ほど紹介した傾向を踏まえると、高配当やバリュー株にじっくり長期投資している人が着実に連勝を重ねている姿が想像できる。

一方、「チャート分析」「テーマ株」「イナゴ投資」の3つのスタイルは正反対の結果が出た。つまり、勝てない人の採用率が高い一方、勝ってる人はあまりやっていないスタイルになる。前ページの傾向を踏まえると、こうした運用スタイルに、短期、ハイレバで臨んで連敗するパターンが多そうだ。

海外投資のスタイルではインデックス型投信が主体の「国際分散投資」が、勝ってる人の採用率が高かった。

(日経マネー 市田憲司)

[日経マネー2018年8月号の記事を再構成]

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