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個人投資家1.3万人調査 負け組はハイレバレッジ好き 2018年個人投資家調査(1)

日経マネー

2018/8/17

(イラスト:タニグチコウイチ)
日経マネー

日経マネーが毎年実施している「個人投資家調査」。12回目となる2018年は1万3137人が回答、そのうち金融資産が1億円を超えている人は547人にのぼった。運用成績が良かった人と悪かった人の違いや、勝ち組の主な投資スタイルを6回にわたって紹介していこう。

■勝ってる人は先進国株投信の保有者が多い

投資で勝つ人と勝てない人の間にはどのような違いがあるのか。本調査から、人物像や運用法の違いを明らかにしていこう。ここでは、過去3年間のリスク資産全体の運用成績(株式だけでなく、為替や不動産なども含めたトータルの成績)に着目して分析した。具体的には2015年~17年のリスク資産の運用成績が3年連続5%以上だった人を「勝ってる人」、3年連続マイナスだった人を「勝てない人」として、両者の違いを分析している(リスク資産への投資歴が3年以上ある7602人中、「勝ってる人」は1921人、「勝てない人」は475人)。

まず人物像を見ると、勝ってる人も勝てない人も平均年齢は40代で大きな差はない。年収については、勝ってる人は500万~600万円が最も多く、100万~300万円が中心だった勝てない人を上回った。また、勝ってる人の職業は、経営者や専門職の比率が相対的に高かった。やはり、安定した収入があるほど、運用にも余裕ができて、成績がアップしやすいのかもしれない。

運用面の違いはどうか。保有資産を見ると、両者とも日本株が8~9割と断トツで多いのは同じだが、それ以外の部分に差が出た。

まず、外貨建て資産については、勝ってる人は先進国株投信の保有が多かった。この3年間の世界的な株高の恩恵を享受できた格好だ。一方、勝てない人はFX(外国為替証拠金)取引が目立つ。FXはハイレバレッジの取引が行えるのが特徴で、大勝ちが狙える半面、失敗した時の損失も大きくなりやすい。勝てない人は、高リスクの取引で損失を重ねた可能性がある。

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