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リクルートの「リクナビ」編集長などを経て、FeelWorksを創業した前川孝雄氏

リクルートの「リクナビ」編集長などを経て、FeelWorksを創業した前川孝雄氏

「人工知能(AI)に仕事を奪われる」「AIに取って代わられる」――。AIの急速な進化が仕事や働き方にどう影響するのかは見通しにくく、将来への漠然とした不安や警戒心も根強いようだ。キャリア支援に詳しい前川孝雄氏は「むやみに怖がるには及ばない」と、冷静に向き合うよう促す。著書「『仕事を続けられる人』と『仕事を失う人』の習慣」(明日香出版社)を書くにあたっても、「AI恐怖」をあおり立てる風潮に疑問を感じたことが着想の一つになっているという。

リクルートで「リクナビ」「就職ジャーナル」などの編集長を務めた前川氏は現在、「人が育つ現場づくり」を掲げて、研修やコンサルティングを手掛ける「FeelWorks」を率いている。たくさんの顧客企業の経営者やリーダー層と接してきた経験に基づき、著書では「仕事を続けられる人」になるための具体的な方策を示している。精神論に傾きがちな類書とは異なり、日々の仕事で実践しやすいアドバイスが「AIに奪われない仕事」のイメージを描き出している。

その「仕事」、実は「作業」では?

「日本の労働人口の49%はAIやロボットなどで代替可能になる」という野村総合研究所の推計は、国内の働き手に静かな動揺を呼んだ。しかし、そもそも本来の「仕事」と、仕事の顔をした「作業」が入り交じっていて、AIやロボットに置き換わるのは、主に「作業」の部分だと、前川氏はとらえる。変化に対応して、本来の仕事を生み出し、周囲を巻き込みながら結果を出していける働き手は仕事を失わないというのが前川氏の見立てだ。

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