ミラ トコット かわいすぎない軽は売れるか?

日経トレンディネット

キーワードは「エフォートレス」。努力しないというより肩肘張らない存在を目指しており、前述西山氏は、同プロジェクトの平井伸明デザイナーにデザイン案を出してもらっては「ちょっと違う」を繰り返したとか。とにかく「自然体か」「自然体でないか」を探り探り、煮詰めていったようで、小沢的にはかなり意外な出来になってます。

デザインはビックリするほど水平基調で力強い

ロボット顔もそうですが、全体はビックリするほど水平基調で力強い。特にサイドはドアハンドル高に一直線に入ったプレスラインといい、その下のリブといい、ドイツ車っぽさもあり。こんなテイストが今の女性に響くんですかねぇ? ホントに。

ドアハンドル高に一直線に入ったプレスラインやその下のリブなど、どこかドイツ車っぽさも

インテリアも同様で、全体に角が取れたデザインですが、かなりシンプル。なにより男性視線で「かわいい!」とはいえないものになってます。おそらく「媚び」であり「子どもっぽさ」を徹底的に排除したのでしょう。そのうえで、女性らしさを突き詰めていったというか。

全体的に角が取れた、相当シンプルなインテリアデザイン

また車内からの視界を広く取ろうとサイドミラーの位置まで突き詰めたほか、このクラスでありながら珍しくステアリングホイール高を変えられるチルトステアリングを標準装備し、運転席のシートリフターを一部グレードで標準装備。前後席のカーテンシールドエアバッグに関しては全車標準装備してます。

室内高は「ミラ イース」より30mm高い1270mmでゆとりがある

ボディーカラーはまさに狙いの象徴

その媚びてないかわいらしさであり、自然体ぶりは、ボディーカラーにも出ています。ほとんどがストレートな原色ではなく、淡いパステル調で、特にメインカラーのセラミックグリーンメタリックは絶妙。緑とグレーの中間でしかもインパクトは抑えめ。

カラーは全8色。メインカラーのセラミックグリーンメタリックは緑とグレーの中間でしかもインパクトは抑えめ
ジューシーピンクメタリック(画像提供:ダイハツ)

まさにイマドキのニッポン女性が人に気づかい、目立ちすぎずに趣味の良さを出した感じがうかがえます。かわいらしさの象徴たるピンクのジューシーピンクメタリックですら抑えめ。しかもカタログやWEBイメージではユニークなツートンカラーを前面に出してます。

全高は1500mm台に抑えられている

トコットが狙ったのは見た目だけじゃありません。乗っても使っても自然体で疲れにくいクルマを目指しており、ベースは17年に発表された削ぎ落としベーシックの新型ミラ イース。全高は1500mm台に抑えられ、車重も4WD仕様でさえ800kgを切ってます。

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