■コンパクトさにプラスアルファ提案
注目度の高まるミニ財布。ユーザーの投稿内容を見ると、「コンパクト」や「ポケットに入る」といったキーワードを添えて、小さなお財布への乗り換えを要望する声が多数挙げられていた。
そんなユーザー投稿に対して、ショップスタッフの多くが提案したアイテムは、コンパクトさプラスアルファなアイテムだ。機能性やデザイン性、素材へのこだわりなど、小さいだけでは終わらないミニ財布たちが顔を並べた。

■「エイジング」を楽しめる上質素材が人気
男性ユーザーがレザーアイテムを求める際、とりわけ多いキーワードが「エイジング(経年変化)を楽しめること」だ。革靴しかり、今回のミニ財布しかり、やはりエイジングを期待する男性は、一定数いるようだ。
それに対して、ショップスタッフの多くが提案したのは、いうまでもなく、使い込むにつれて艶を増していく上質なレザーを使ったアイテムだ。長年愛用するアイテムだけあって、求める水準は高いのだろう。老舗ブランドだけでなく、専業ブランドや新進ブランドのアイテムにも、ユーザーは目を向けていた。

■コストパフォーマンスも求める
アイテムを問わず、多数のユーザー投稿に「コスパ(コストパフォーマンス=費用対効果)」というキーワードが目立つ。ミニ財布も例外ではなく、素材やデザインにこだわりつつも、手ごろな価格のアイテムを求める声が多く見受けられた。
そんな無理難題なユーザー投稿に対し、ショップスタッフが提案するのは、価格を抑えた本革製のミニ財布。それは、手ごろな価格にもかかわらず、革ならではの経年変化まで楽しめてしまうコスパの高いアイテムだ。ファストファッション全盛の現在は、やはり「コスパ」という言葉にユーザーは目がないのだろう。

文:FACY編集部 齊藤峻(https://facy.jp/)
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