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小谷実可子さん 50歳で心身がV字回復した秘密 元シンクロ五輪メダリストに聞く(上)

日経Gooday

2018/8/20

ショーには2015年末から毎年出ています。1年目は何とか1曲泳ぎきった…という感じだったのが、このトレーニングのおかげで、2年目は技術のレベルを上げた演技を披露することができました。今はどんな技でもこなせ、若手に負けないぐらい体が動く状態になってきたので、とても楽しいです。技術も柔軟性も体力も「私、ここまで動けるようになったんだ」という成長や、手応えを感じるのは本当にうれしく、生きがいに感じています。

■おっくうがらず、すぐ動く体質に

追い込むトレーニングは自分に合っているなと…

こうした生活を3年続けて分かったことがあります。ショーに出る以前の楽しく汗をかく程度のトレーニングはストレス解消にはなりますが、今の追い込むトレーニングの方が、私には合うということ。つまり、体調が明らかに良くなり、身も心もハツラツとし出したのです。例えば、年齢を重ねるうちに、何か一つの行動を取るだけでもおっくうになったり、なるべくラクをして解決したいと思っていたりしたのですが、すぐにササッと動いて済ませられるようになりました。気力が高まった気がします。

恐らくショーに出るという目標があったから、きついトレーニングを続けられているのかもしれません。皆で励まし合いながら、トレーニングメニューを乗り切るやり方が、私には合っていたのだとも思います。現役時代は人に合わせて行動するのが苦手でしたが、五輪の招致活動などで、チームで必死に招致を勝ち取った経験を経て、皆で頑張るトレーニングスタイルを楽しく思えるようになったのだと思います。

いずれにしても、こんなに心身ともに健康になれるとは、本当にびっくりしています。体が思い通りに動くので、50歳を超えて心身がV字回復してきたなという感じです。

(ライター 高島三幸、カメラマン 鈴木愛子、ヘアメイク 住本由香)

小谷実可子さん
1966年東京都生まれ。幼少の頃からシンクロナイズドスイミングの才能を開花させ、高校の時に単身米国にシンクロで留学。88年のソウル五輪でソロ・デュエットともに銅メダルを獲得。休養中に長野五輪招致に携わる。92年のバルセロナ五輪日本代表になるが、出場の機会を得ず引退。現在はスポーツコメンテーターや、「東京2020オリンピック・パラリンピック招致アンバサダー」を務めるなど国際的に活動する一方、指導者として、スポーツクラブや大学などでシンクロの魅力を伝えている。

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