パンツからクルマまで 機能を追求、男を魅了する名作
プロダクトとして純粋に機能を追い求めた結果、周囲をハッとさせる美しさや新鮮味を得たアイテムは少なからず存在する。モノの本質を知る大人にはそんな機能美に溢れた名作こそが相応しい。
■GIAB'S ARCHIVIO/ジャブスアルキヴィオのリラックスパンツ
美脚とリラックスの2018最終進化系
1953年に創業したフィレンツェの実力派パンツ専業工房が母体なだけに、シルエットはあくまでドレッシー。でありながら、腰にはドローコードを装備し、サイドもシャーリング仕様。さらに生地はノンストレスな伸縮素材と、とことん快適さを追求した。それが見た目のスポーティさや程よいリラックス感に反映され、スタイル全体も今っぽく見せる。これぞ休日パンツの新定番。ナイロン96%+ポリウレタン4%。3万円(エフイーエヌ)
■EYEVOL/アイヴォルのサングラス
こう見えてプロも愛用する才色兼備色眼鏡
驚くほど軽いばかりか、可動式ノーズパッドやフレーム内側のラバーにより、どんな顔型にもフィットし、汗をかいてもズレにくい。すでに多数のプロゴルファーが愛用中だが、ベースデザインはクラシックゆえ、普段使いにも最適。1万8000円(アイヴァン PR)
■TUMI × SOPH./トゥミ×ソフのスリム・スリーウェイ・ブリーフ
"ビジネスパーソンをお洒落にする"を考え抜いたら、こうなりました
トゥミのブリーフが機能的なのはわかるが武骨すぎる……と感じる方にはこちら。ソフによる美しいネイビーを纏ってモダンなルックスに仕上がっている。もちろんビジネスを助ける機能的な設計はそのままだ。縦29×横40.5×マチ9cm。6万2000円(トゥミ・カスタマーセンター)
■TEATORA/テアトラのストレッチシャツ
着こなしの自由度を伸ばす、カフの伸び
現代のワーカーや旅行者にとって真にリアルな服を追求するテアトラ。今どき高いストレッチ性を叶えたドレスシャツは珍しくないが、こちらはカフまでグイーンと伸びるため、ニットのように無造作にたくし上げてもじつに絵になる。3万4000円(テアトラ)
■NEW BALANCE/ニューバランスのX-90
100年以上"歩きやすさ"と向き合って生まれた最新作
シンプルながら、よく見ると1990年代を牽引した名作の数々をリミックスしたようなアッパーに、これまた'90年代風の量感のある最新ソールをセット。往年のNBファンに刺さる、レトロモダンな仕上がりだ。1万6900円(ニューバランス ジャパンお客様相談室)
■PILOT/パイロットのエラボー
日本人のための日本語がうまく書ける万年筆
ゆるやかに隆起した独特なペン先は日本語を美しく書くために開発されたもの。軽いタッチで字幅の強弱など微妙なニュアンスを表現でき、"とめ""はね""はらい"も毛筆のような感覚で書ける。2万5000円(パイロットコーポレーション)
■MAZDA/マツダのロードスター
"走り"を追求したら原点に還っていた
1989年に誕生し、走る愉しさを教えてくれたロードスター。性能が上がるにつれGTカー的な要素も持つようになったが、4代目では原点回帰を掲げ、先代から130kgも軽量に。走りを追求した英断が男心をくすぐる。255万4200円~(消費税込み価格)(マツダコールセンター)
※表示価格は税抜きです。
撮影/野口貴司(San・Drago)、若林武志、岡田ナツ子、大泉省吾、長尾真志、河野敦樹、池田佳史・仲山宏樹(以上BOIL) スタイリング/四方章敬、佐々木 誠 ヘアメイク/松本 順(辻事務所) 構成・文/伊澤一臣 文/長崎義昭・中河由起恵(以上Paragraph)、吉田 巌(十万馬力)、秦 大輔、間中美希子、礒村真介、酒向充英 イラスト/世戸ヒロアキ 撮影協力/横浜開港記念会館
[MEN'S EX 2018年8月号の記事を再構成]
ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
※ NIKKEI STYLE は2023年にリニューアルしました。これまでに公開したコンテンツのほとんどは日経電子版などで引き続きご覧いただけます。
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