子供の海外長期留学いくら必要? 相場は年250万円超「著名大学は700万円程度」

幸子 留学先では授業料や食費、住居費などが必要よ。大学だと約1年間で米国だと380万円、英国330万円、カナダ270万円というのが平均的な相場みたいね。ただ、同じ国でも大学の立地や教育の内容によって料金は異なるわ。海外大学の受験塾「Route H」代表の尾沢章浩さんによると、例えば米国のハーバード、スタンフォードなどの著名大学は「年700万円程度は覚悟が必要」と話しているの。もっとも、地方の大学なら授業料、物価とも安くなる傾向があるわ。学校はたくさんあるから、著名でなくても内容が充実している学校を探すのも大切ね。

 お金がかかるのは、それだけじゃないよね。

幸子 渡航前や帰国時には航空運賃、パスポートやビザの申請料、海外留学保険の加入料なども必要よ。

良男 パパたちは満が日本の大学を卒業するまでの教育資金をためているけれど、留学となるとさらにお金が……。

 でも、奨学金をもらえばいいんじゃないかな。学校の先生からは「今は多くの制度がある」って聞いたよ。

幸子 満の言う通りよ。奨学金の種類は増えていて、返済不要のものも多いわ。例えば日本学生支援機構の「学部学位取得型」は海外の大学で学士を取得したい高卒者が対象よ。返済不要の給付型で、奨学金として月5万9000~11万8000円のほか、年250万円(18年度)を上限とする授業料分が受け取れるわ。ただし、定員があるうえ、一定の語学能力が必要になるけどね。

良男 ほかには?

幸子 日本の企業も資金を拠出する官民連携の「トビタテ!留学JAPAN」もあるわ。自分で留学の計画をつくり、プレゼンテーションなどの審査に通れば、返済不要の奨学金が得られるの。最近の倍率は約4倍よ。都道府県や市町村、外国政府や民間団体にも同様に独自の奨学金制度があるの。Route Hの尾沢さんは「なるべく多くの奨学金制度に応募する姿勢が大切」と助言しているわ。奨学金の情報を調べるには、日本学生支援機構の「海外留学奨学金検索サイト」で希望する国などを入力するといいわね。

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