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九州 味めぐり

小倉駅近くで舌鼓 新鮮なイサキや宮崎地鶏の一品料理 藍、

日本経済新聞西部夕刊

2018/8/9

 小倉駅近くのビルの1階。日本酒や焼酎と相性のよい料理がそろう。店主は8年前にグラフィックデザイナーから転身した三原崇司さん。店名に読点をつけたのは「縁起の良い画数にするためだが、句点(。)では終わってしまう感じがして」と笑う。

イラスト・広野司

 料理は500~600円の一品ものが多い。奮発するなら刺し身の盛り合わせ(1200円)か。北九州の離島、藍島(あいのしま)に祖父母の親戚が漁師をしているので、新鮮な魚が毎日届けられるという。今ならイサキやサワラが美味。

 炭火焼きや唐揚げもおいしい。奥さんの実家の宮崎から届けられた新鮮な地鶏が使われているからだろう。しめはガーリック茶漬けで。ショウガと昆布をきかせた鶏ガラスープなので優しい味に。牛筋の仕込みも評判が良く、ガツンといきたいときはレンコンを入れたカレーもいい。

 三原さんは家でも料理を振る舞うことが大好きなのだが、それ以外にも料理教室に通って腕を磨いている。基礎から学ぶことで新しい発見が、次々に喜びに変わっている。さらに昼は週2回、中華料理店でも働いている。

 お客さんとの会話をつなぐお酒へのこだわりも深い。芋焼酎なら鹿児島まで、日本酒なら寒北斗の酒蔵(福岡県嘉麻市)へ実地研修ツアーを年に数回開催。酒の文化を参加者と語り合うのも店主の楽しみだ。

(大迫 益男)

 〈あい〉北九州市小倉北区浅野2の7の20ニシキグレイス浅野1階 電話093・234・5050

九州 味めぐり」では食べ歩きが大好きな地元在住のライターや日経記者が見つけた九州・沖縄のとっておきの味を紹介します。

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