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写真はイメージ=PIXTA

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同時通訳や英語スピーキングの講演などで活躍する横山カズ氏は、国内でしかも独学で自身の英語力を鍛え上げた経験を持ちます。話し、かつ聴くことにおいて、「英語は瞬発力」というのが持論。どうすれば「瞬発力」を鍛えられるのかを連載で語ってもらいます。5回目は、英語脳の基本、無生物主語に習熟する方法です。

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「意外に言えない英語」に一気に習熟!

私たちが母語として覚えて使用している日本語と、今学んでいる英語にはさまざまな違いが存在しています。言い換えれば、私たちの母語は日本語だとすれば、私たち全員が英語には共通の弱点を持っているということになります。また、たとえ英語の語彙や表現などの知識が豊富であっても、無意識的に母語である日本語の影響を受けてしまっているということでもあります。ではどうすればいいのでしょうか?

答えは簡単です! その弱点ばかりをあらかじめ徹底的に練習し、体に練り込んでしまえばいいのです! なぜなら学習の過程で何年もかけて気づいていくよりも、ずっと効率的だからです。また、これはもし英語の学習でライバルがいた場合に、英語の運用能力において相手と大きな差をつけることを意味しています。

では、どんなものが「意外に言えない英語」であり、身につければ大きな武器となるのでしょうか。具体的には以下のとおりです。

英語らしさとは?:英語の"センス"のインストール

「意外に言えない英語」ってどんな英語だと思いますか? それは、知っているのに思いつきにくい言葉の組み合わせやパターンのこと。言い換えると、「文化や心理的に無意識に使いにくくなっているもの」や「もともと日本語の文法のシステムと相性が悪いシステム構造」なんです。例えば無生物主語で、「状況のIt」「世の中/物事/色々のthings」など。他にも、「as~as」、心理的に使いにくい「use/like」、発想的に出にくい「enjoy」、言いにくい「less(moreは言えても)」などがあります。読んだり聞いたりすれば理解できても口に出せないパターンをマスターすると、日本的な発想の壁を破ることができ、新たな景色が見えてきます。

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