恐竜博物館へは、「えちぜん鉄道」で福井駅から勝山駅まで約1時間、直通バスに乗り継いで12分。鉄道とバスは接続がよく待たずに乗り継ぎができますが、勝山駅は駅舎がシックで、雰囲気のある「えち鉄カフェ」も人気です。時間があったらぜひ立ち寄ってみては。

見下ろし、見上げる東尋坊の2つの絶景

サスペンスドラマのクライマックスなどでよく見る断崖絶壁、その代名詞ともいえるのが東尋坊。柱状節理と呼ばれる岩の壁が1kmに渡って続く奇岩の絶景は実にダイナミックです。中でも、岸壁の高さが20メートル以上に及ぶ大池の断崖は壮観。

岩の上から見下ろしたり、岩の上に降りてみたり、見る位置やアングルによって姿を変えます。観光遊覧船に乗り、海から仰ぐ絶景は、巨大な蜂の巣のようなはちのす岩や仲良く並ぶ夫婦岩、ライオンやロウソクに似た岩など、実にユニークです。

東尋坊を見下ろし、見上げるアングル。どちらも大迫力

さらに海抜100メートル、地上55メートルの東尋坊タワーに上がれば、他では見られない景色に出合えます。東尋坊に向かう道には土産物屋などの商店が立ち並び、そぞろ歩きしながらの買い物や食事も楽しいものです。

一度は訪れたい場所、永平寺

最近話題になっている「バケットリスト(死ぬまでにしてみたい100のこと)」。自分のバケットリストを作ってみた方もいるかもしれませんね。そんな方におすすめしたいのが永平寺です。

永平寺は1244年、道元禅師が開創した日本曹洞宗第一道場。ここで約150人の雲水が日々修行をしています。約100万坪の広大な敷地には、樹齢680年の杉の巨木や、大小70あまりの殿堂楼閣が点在します。

一般の拝観者は通用門から中に入り、道元禅師のお墓である承陽殿や本尊がまつられている仏殿、説法道場の「法堂」や雲水たちが修行をする僧堂などの七堂伽藍を見学することができます。

中でも緑に囲まれた中雀門は、上に仏殿や法堂、下に山門、左右に大庫院と僧堂を眺められ、杏さんも歩いたあこがれの場所。156畳の大広間、傘松閣(さんしょうかく)の天井には、花鳥など230枚の美麗な絵が描かれており、鯉(コイ)や唐獅子、栗鼠(リス)の絵があります。

(左)幽玄な美しさ。永平寺の唐門 (右)格天井に230枚の絵が描かれた傘松閣(写真:福井県観光連盟)

通用門の前にある池には、道元が中国での修行の帰路、海で嵐に遭遇した際に現れたという一葉観音が優しい微笑みをたたえています。その奥に進むと、巨大な灯籠の先に、住職就任の際などだけに開かれるという唐門があります。門へと続くコケむした石段の両脇には杉の巨木がそびえ、奥に見える金の装飾に太陽の光が差し込むと神々しい輝きに包まれて、美しく忘れがたい光景となります。

さらに奥に進めば、落差15メートルの玲瓏(れいろう)の滝や、誰でも自由につくことができる寂照の鐘もあり、永平寺川の清らかな流れと相まって心身ともに癒やされる空間に出合えます。よりディープな体験を求める方には写経や座禅、参籠(1泊2日の修行体験)などもおすすめです。

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名前の由来は不明、ご当地グルメ「ボルガライス」