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二兎を追って二兎を得る 成功者に聞く副業のすすめ HARESの西村創一朗社長

2018/8/1

HARESの西村創一朗社長

政府が2018年1月に副業・兼業を促進するガイドラインを策定したことなどを受け、企業の間で副業を認める動きが広がり始めた。副業に関するオンライン上の情報交流やコンサルティングを手掛けるHARES(ヘアーズ、東京都八王子市)の西村創一朗社長は大学在学中の19歳で父親になり、リクルートキャリア在籍時に副業・起業を経験。「二兎(にと)を追って、二兎を得られる」働き方を提唱する。

■通勤時間にスマホで副業 本業もステップアップ

「インターネット業界のことなら西村に聞け」

わずか入社2年目の社員がそんな評判を得たのは、副業で書いていた「NOW OR NEVER」というブログがきっかけだった。

西村さんは2011年、新卒でリクルートキャリアに入社。新しい事業を生み出す仕事がしたいと思っていたが、営業で成果を上げても、課長、部長と部門の中で上がっていくキャリアパスしか見えず、壁にぶつかっていた。とはいえ、大学時代に父親になった西村さんには家庭がある。スキルも乏しく、新しいことをやりたくても起業やベンチャー企業への転職など無謀なことはできない。そこで副業という「0.1歩」を踏み出すことにしたのだ。

当時、同社はすでに社員の副業や起業を認めていた。西村氏が決めていた副業の条件は3つ。(1)コストをかけないこと(2)本業も忙しいため、すぐにやめられるもの(3)通勤時間内でできること。営業の担当業界がITだったこともあり、インターネット業界で注目のサービスや、そのサービスの成功や失敗についての考察をブログで書くことにした。最初の読者は会社の同僚。半径5メートル以内の人に役立つ情報を書き、感想をもらった。

社内読者のおかげで短期間にPDCA(計画、実行、評価、改善)を回し、ブログの内容を充実させていったことで、次第に閲覧数も増加。ブログに掲載する広告で得られる収入は、当初は月に数百円しかなかったが、約3カ月後には数万円に増えた。

一方で気を付けていたのは「副業をやるからには本業で誰も文句を言えないぐらい成果を出すこと」。残業時間も部内で一番少なく、生産性は高かったという。定時に帰っても成果を出す仕事術はブログのネタにもなっていた。ブログは片道1時間半の通勤電車の中で、スマートフォンで書いていた。

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