古いパソコン ソフト引き継ぎとデータ消去のポイント売却・下取りから譲渡・廃棄まで(下)

日経パソコン

バックアップ先には、外付けハードディスク装置(HDD)やクラウドストレージを用意する。クラウドストレージについては、例えば「Dropbox」だと無料では2ギガバイト(GB)しか利用できないが、月額1200円を払えば1テラバイト(TB)まで保存できる。移行する際の一時保管場所として1カ月だけ契約してもよいだろう。ただし、パソコンだけにしかデータを保存していないと故障や操作ミスなどで、消えてしまうリスクもある。別途、バックアップ先を確保しておくことをお勧めする。また、Office 365 Soloを契約している人は、OneDriveが無料で1TBまで利用可能だ。

コントロールパネルの「ユーザーアカウント」→「資格情報マネージャー」を開くと、保存されているパスワードの一覧が表示される。パスワードの「表示」をクリックすればよい
IMEのユーザー辞書を開くには、タスクバーに表示されているIMEを右クリックして「ユーザー辞書ツール」をクリックする。続けて「ツール」メニューの「一覧の出力」で単語登録を保存できる

写真や動画、文書ファイルなどは、Cドライブの「ピクチャ」や「ドキュメント」から外付けHDDなどにコピーすればよい。IMEのユーザー辞書は、IMEツールバーの「ツール」nボタンから保存できる。新しいパソコンのIMEで読み込めば、同じように使える。

なお、可能であれば、データを移行する際は、新しいパソコンと古いパソコンを並べて実施しよう。移行対象データが新しいパソコンでも読み込めて、古いパソコンと同じように利用できることを確認できれば安心だ。

端末保証の内容もしっかりチェック

パソコンにかけられている保証には、譲渡された人が引き続き利用できるものと、利用できないものがある。ここでは、パソコンメーカーが発行している保証と、家電量販店の保証に分けて紹介する。

パソコンの保証は、購入後1年間有効な初期保証と、有料で受けられる延長保証に大別される。基本的に、初期保証はパソコンを譲渡された人でも受けられるが、延長保証は引き継げない場合や、譲渡された人では再加入すらできない場合もある

まずメーカーの直販で購入した場合だ。今回は、NECと日本HPに確認した。メーカーの標準保証は、どちらもパソコンにひも付いているため、利用者が変わっても引き続き保証を受けられる。ただし、保証書を紛失してしまうと、受けられない場合もある。

注意したいのは延長保証だ。NECや日本HPの場合、購入した人以外は、保証を受けられない。さらに、日本HPは、譲渡された人が保証に入り直すこともできない。ルールはメーカーによっても異なるので、譲渡する場合は確認しておこう。

家電量販店で購入した場合も、メーカーの保証書が箱の中に入っているので、標準保証については購入者が変わっても使用できる。

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