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進行していないポリープは大腸がんリスク低い 米研究

日経Gooday

2018/9/9

大腸内視鏡検査を受けた約1万6000人のその後を追跡したところ…。写真はイメージ=(c)Robert Przybysz-123RF

大腸内視鏡検査で、がん化の可能性があるポリープ(腺腫)が見つかった人のうち、直径1cm未満で進行していないタイプの腺腫であった人の大腸がん発症リスクは、腺腫がなかった人と同程度だった――。そんな研究結果が、このほど米国で報告されました。

■ポリープへの対応は医療機関によってまちまち

大腸内視鏡検査を受けて、がん化の可能性があるポリープ(腺腫)が見つかると、その時点で切除し、生検[注1]が行われる場合もありますし、経過観察となる場合もあります。現時点では医療機関によって、判断や対応は異なるのが現状です。

【大腸ポリープとは】
大腸の表面にある粘膜の一部が隆起してできたイボのようなものを、大腸ポリープという。大腸ポリープは、その構造から腫瘍性ポリープと非腫瘍性ポリープに分けられ、腫瘍性ポリープはさらに、腺腫とがんに分けられる。腺腫は良性腫瘍だが、一部は悪性化してがん(悪性腫瘍)になる可能性がある。

なお、大腸がんは、腺腫が悪性化してがんになる場合と、腺腫の状態を経ずに一気にがんになる場合がある。

(参考:日本消化器病学会「大腸ポリープガイドQ&A」)

腫瘍性ポリープの中で、最も多く見られるのが腺腫です。腺腫は、見つかった段階で直径が大きいほどがん化のリスクが高いため、日本消化器病学会の「大腸ポリープ診療ガイドライン2014」は、「直径6mm以上なら内視鏡で摘除することを提案する」としています。ただし、これを支持する確かな研究結果(エビデンス)は不足しており、エビデンスレベルはAからDまでの4段階のうちのC=「低い」で、推奨の強さは「弱い」になっています。

[注1] 病気が疑われる患部の組織の一部を切り取り、顕微鏡などで詳しく調べる検査

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