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投信調査隊

「投信はもうからない」の真偽 保有者の損益を探る QUICK資産運用研究所 高瀬浩

2018/8/1

首位は8年前に設定された「いちよし・インベスコ 中小型成長株オープン」の約140%。保有者の運用資産は平均で元本の2.4倍になったことになる。同投信は一般購入可能だが、DC専用ファンドを大きく上回る平均損益率を記録した。

■独立系投信も積み立てで健闘

一般購入可能なファンドでは「さわかみファンド」や「浪花おふくろファンド」など独立系運用会社の投信も平均損益率が高い。DC専用ファンドと同じように、積み立て投資を軸足にした販売戦略が功を奏しているといえそうだ。

最後にグラフDを見てほしい。表Cで残高最大の「ひふみプラス」の保有者全体の平均損益率の推移だ。同ファンドは6月末時点での平均損益が11.2%のプラスと堅調だが、時系列で見ると大きくぶれていることが分かる。基準価格は日々変動するし、売買するタイミングも違うだろうから当然といえば当然なのだが、一喜一憂しても仕方ない。

どんなファンドでも元本割れのリスクはある。最近は安定性が目立つDC専用ですら、大半のファンドは08年の金融危機後しばらく元本割れが続いていた。肝心なのはそこで諦めずに投資を続けることだ。長期の積み立て投資が投信保有者の損益にプラスの効果をもたらしやすい傾向は今回の調べでも鮮明に表れている。

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