「投信はもうからない」の真偽 保有者の損益を探るQUICK資産運用研究所 高瀬浩

対照的に、確定拠出年金(DC)専用ファンド(集計対象は現在200本弱)ではここ数年、保有者全体の平均損益はプラスで安定している。元本割れ本数も少ない。DCは定時定額の積み立て投資が基本なので、金融危機などで元本割れをしたときに安値で購入し続けた効果がその後の市場回復で顕在化したといえる。

DC専用の平均損益率は一般投信上回る

その上で、一般購入可能なファンドの保有者全体の平均損益率を算出すると、3月末時点で3%程度のプラスだった(グラフB)。これに対し、DC専用ファンドの保有者全体の平均損益率は3月末時点で約20%のプラスと、一般購入可能ファンドを継続して上回っている。

それでは、個別ファンドの保有者の損益状況はどうなっているのか。対象ファンドを一般購入可能とDC専用に分け、6月末時点での残高上位と平均損益率の上位を抽出した(表C)。

一般購入可能とDC専用どちらも平均損益率上位には、日本株や外国株でアクティブ(積極)運用する信託報酬が高めのファンドが並んでいるのが特徴的だ。

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