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割り勘も現金いらず 個人間送金アプリ使ってみたら…

NIKKEIプラス1

2018/8/2

収納代行の一種という位置付けなのは「paymo(ペイモ)」だ。レシートが確認できる店の割り勘にしか使えない。お金をやりとりする時にレシートを撮影して添付する必要がある。ただ本人確認は不要で、銀行口座への出金も可能。受け取ったお金は1年以内に使わないと消える場合があるので注意したい。

■キャッシュレス化に弾み

他にも楽天銀行に口座があれば、フェイスブックと連動させて友人にお金を送ることもできる。米国の有力ベンチャーと連携した送金サービス「マネータップ」は住信SBIネット銀行、りそな銀行、スルガ銀行が先行導入する方向で準備が進んでいる。

店での買い物に現金を使わない「キャッシュレス生活」を送る人も増えつつあるが、電子決済で完結しない個人間のお金のやりとりだけがネックという指摘は多かった。こうしたサービスが本格普及するには「初期設定の手間をいかに軽くするかにかかっている」(消費生活アドバイザーの山崎俊輔氏)。

ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢氏は「周囲の人が使っているサービスを選んで試してみるとよい」と話す。アプリの運営会社はそれぞれサービスを使うと残高やポイントを贈るキャンペーンを展開するなど、利用者獲得に力を入れている。

IT(情報技術)を駆使した新たな金融サービス「フィンテック」が広がり、個人間送金への関心が高まっているのは確か。今後も新たなサービスとの連携や残高活用法の拡充、利用者向けのキャンペーンといった展開が予想される。今後のサービスの進化にも注目したい。

(河野俊)

[NIKKEIプラス1 2018年7月28日付]

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